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塩村 あやか

衝突から「18分間」で乗客乗員全員が避難「奇跡の脱出」の裏に…2016年の「乗客が荷物を持って逃げようとした」事故の反省(HBCニュース北海道)

もう少し落ち着いてから、「貨物室のペットが助からなかった件」を航空業界の末端にいた者として書こうと思っています。その時のベースとして、このニュースが指摘をしていることは踏まえておく必要があると考えています。

専門家も指摘しているように、「①(避難では)ハイヒールを履かない、荷物は絶対に持たない」ことが大前提。両手はフリーにしておくことが、スムーズな全員脱出につながります。それでも死者が出る場合がある。

ですので、アレルギー云々以前の話として、ケージに入ったペットを抱えて緊急時に脱出することは、相当の問題解決をしなくてはいけません。

 

【ペット客室同伴の場合】

②ケージを持っての脱出が問題であれば、最後の脱出を了承すればいいと思うかもしれません。しかし、その場合、どの非常口が開くか分からない中、その人とケージが通路や座席横に座る人の避難路を塞ぐことに。

③緊急時に、ケージ(ペット)を客室に置いていくことになれば、その時こそ(飼い主だけではなく)周囲の乗客を巻き込んで感情の大パニックが発生することになります。

少なくとも①②③を解決する必要があり、簡単ではないため航空業界の有識者の方の知恵を拝借する必要があります。

 

【貨物室の場合】

今後航空会社も優先順位を勘案しながら、貨物室対応の追加をしていくのかもしれません。例えば、ペットは緊急時に脱出させやすい貨物室の位置に配置。緊急時に機長判断で貨物室のロックを解除し、地上職員の安全が確保されるなら取り出す…など。

(それでも当然、飼い主は免責に署名が必要だと思いますし、もうそういう運用になっているが、今回は衝突の箇所が悪く貨物室に近づけなかったのかもしれません。エアラインのガイドラインや機体に詳しくない中で書いて申し訳ありません。感想や意見と思ってください)

色々と検討の結果、飼い主としては受け入れられないかもしれませんが、現在の形から変わることがないことも選択肢だとも思います。

 

【おわりに】

私も東京から広島に選挙区が変わる時、そして広島から東京に戻る際に、家族である猫3匹を日航機に預けました。本当に心が痛むニュースです。

だからこそ、「機内にペット同伴か否か」が結論ではなく、総合的に議論があればいいと考えています。その時に大事なのは、今回は悪はいないんです。だから、誰も傷つけないように意見表明やツイート(ポスト)ができたらいいですよね。

 

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怒りしかないわムキー!!!!!!!!!!!!