戦後75年・日本の香港占領(上)…侵攻で略奪や強姦頻発
 

アジア侵略、太平洋戦争に突き進んだ日本は、1941年12月から45年8月までの3年8カ月の間、香港を占領しました。第2次世界大戦終結び年を機に、香港や東アジアでの日本の侵略について研究しているジャーナリストの和仁廉夫(わに・ゆきお)さんと当時を振り返ります。(小林拓也)
 

旧日本軍は41年12月8日の太平洋戦争開始と同時に、英国の植民地だった香港への侵攻を開始。九龍半島北部の新界地区から攻め込みました。18日後の12月26日に英軍が降伏。この日は「ブラッククリスマス」として歴史に刻まれています。
 

和仁さんは「当時、中国」の重慶を拠点にして日本軍とたたかっていた蒋介石に対し、香港を経由して英国などから大量の物資が渡っていた。そのため、日本軍は早く占領しておきたかった」と背景を解説します。

 

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