「人生に起こるすべては偶然ではない」で始まるこの本

今までこれだけ心にしみた本は他にない


「反戦の手紙」ティツィアーノ・ テルツァーニ




イタリア人ジャーナリスト:ティツィアーノ・テルツァーニの
2002年作品「Lettere contro la guerra 反戦の手紙」
~9・11テロに対し 復讐という非文明的なアメリカの行動と
 それを支持した「国際社会」の動きに危機感をいだき書かれた8通の手紙と
2003年に書かれた日本人へのメッセージを加えたもの


・・・・「戦わないという決意 ここに人間の将来はある」・・・・・・・・

「戦争の原因のほとんどはほかでもなく、われわれ自身の中にある。欲望や恐怖・不安・どん欲さ・プライド・虚栄心のような情念の中にこそ、その原因があるのだ」

「わたしたちは徐々に、それらの情念から解放されていかなくてはならない。生きる姿勢を変える必要があるのだ。決めるべきことは、それが自分にかかわることであろうとなかろうと、損得勘定だけではなく、なにより道徳心にしたがって決断するようにしてみよう。自分に都合がいいことよりも、正しいことをおこなうように心がけよう。そして子どもたちは、ずる賢く育てるかわりに、正直に育てよう」

「外に出て行動するべきときはいまだ。そしていまこそ人は、おのれの信じる理想のために全力をつくさなくてはならない。文明とは、軍備の増強をするよりも、道徳的な決意をもつことによってずっと強固になるものなのだから」

「わたしたちを救おう。それができるのは、わたしたちだけなのだから」


・・・この本でテルツァーニは「暴力は暴力を生むことしかない」と
   非暴力にもとづいて「私たち一人ひとりが何かをする」ことこそ
   現実的な唯一の解決策であると訴えかけている・・・・・・・・・・・


文章が本当に心にしみる...

ぜひ日本人への全文をお読みください
   サゲサゲ↓
序文「わが日本の友へ」 ・・・・以下は抜粋・・・・・・・・・・



人生におこるすべては、偶然ではない。そしてもちろん、あなたが私のこの小さな本を手にとったのも、いまこうして私の言葉をよんでいるのも偶然ではない。

わが読者よ、あなたに頼みがある。われわれを滅ぼしつつある暴力の蛮行から人類を救うために、私たちの一人ひとりが、私たちにできる範囲で、私たちに残された時間のなかで何かをしよう。

世界全体は今、9・11テロ直後よりもさらに危機的な状況にあり、われわれの文明的共存は、日ごとにその文明的性格を失いつつある。わたしたちはテロリズムに対し文明を守るという言い訳で、文明そのものを破壊しつつあるのだ。

まさに他でもない日本人であればこそ、あなたには、世界の他のどこの市民よりも大きな声で「Nooo!」とさけぶ資格があるのだ。

私たちは過去のあらゆる先入観をすてさり、あらたな方法で考えてみなければいけない。他人がつくったテロリズムの定義、自由・民主主義・ゆたかさ・発展の定義を受け入れてはならない。われわれにさらなる兵器の備蓄を必要とさせる「敵」などいないと考えはじめる必要があるのだ。そのような兵器は巡り巡って私たちの頭上に落ちてくることになる。

平和なくらしを求めることは馬鹿げたことではない。大切なのはそれを強く希求すること、そして、そのための働きかけを始めることなのだ。それも、いますぐに。

この先、わたしたち自身が暴力の犠牲者となることもありうる。だが万一そうなったからと言って、非暴力の姿勢を変えてはならない。だれに対する憎しみも決して抱いてはならない。なぜなら、憎しみは新たな憎しみを生むだけだからだ。

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「人生に起こるすべては偶然ではない」 本当にそう思う


911後のアメリカの戦争に世界中の市民が反対した

イラク侵略が始まる前に全世界で1千万人が反対のデモをした

戦争が始まる前にこれだけの反戦運動が起きたのは初めてのこと


デモなど無縁だった私や友人達もさすがに参加した

日本じゃほとんど報道されませんでしたがね


そこでたくさんの若い人たち(私より一回りぐらいの)と知り合い

ネットやMLやFacebookでつながった


マスコミの洗脳から無縁の人々がこんなに沢山いるんだなと

そう言う人の共通点はTVを見ない(持ってない)
新聞をメディアコントロールと思ってる

チョムスキーやサイードを読んでいることかな


311以後特に心強い人々だなと感じてる

こういう人々と知り合ったのも偶然ではないと


マスコミに出ない情報や本など情報交換できる心強い人々


「わたしたちを救おう。それができるのは、わたしたちだけなのだから」