トッテンさんの本 以前も紹介したけど

今TPPを考える上でもとても参考になるのでふむふむ

詳しくもう一度


 


トッテンさんは本の中で以下の2つを紹介しています

*500年前の英の思想家トマス・モアの言葉

「どこへ行こうとも、
 国家の名を口実に自己の利益を求める富裕者の陰謀に私は気づく」


*1902年に書かれた英の経済学者ホブソンの「帝国主義論」

「帝国主義は政治家の領土拡張の野心に発するものではない。
 大富豪たちの余剰資本は市場や投資対象がなくては何の価値もなくなる。
 そこでどうしても帝国主義が必要なのだ。
 余剰の資本は投資にまわすか、
 海外市場をこじ開けて余剰品を売ろうとする。」
   ↑
この「海外市場をこじ開けて余剰品を売ろうとする」って
まさにTPPなどの自由貿易のことだよね...
帝国主義に変わる新自由主義も同じってことだ


・・・一部抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホブソンは無知な農民と有能な農民の例をあげ説明している。
無知な農民は豊富な土地を持っているのに
開墾を怠ってただ土地を拡大する事だけを考えてる。
そして広大な土地に金と労働力をばらまいて、結果的にムダなことをしている。

有能な農民は手持ちのわずかな土地を研究し、
そこを徹底的に耕して、限定した市場でお高い利益を追求する。
この方法をとれば、大きな拡大は見込めない代わり、
周囲とのトラブルを招く恐れもない。

無知な農民というのは当時のイギリス
有能な農民とはデンマークやスイスのような国のことである。

ホブゾンが帝国主義論を書いてから100年
アメリカは帝国主義の道をまっしぐら
国内の労働者がレイオフにおびえ、低賃金にあえいでいる一方

アメリカ企業の製品をグローバル化やGATT・WTOなどの柵力で
全世界に押し付けている。

そして今日本がこの帝国主義の岐路に立たされている。
アメリカに追随して「普通の国」を目指して行けば
やがて日本はイギリス・アメリカ同様の道をたどることになるだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これ17年前出版の本だが

今読むと本当にそうだなと....


1997年当時総理大臣は橋本龍太郎
この後小渕さんが総理になって お陀仏さんになり

森喜朗から小泉・安倍・福田...アメリカ追随政権が
米の言いなりの「年次改革要望書」通りの政策で
日本は米英と同じような国になってしまった...


・・抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本の権力は「自民党と財界と官僚」の三角形構造と言われる。
私の見解ではそうではなく
「アメリカと経団連と自民党とマスメディア」の四角形構造だ。

その中でも要の存在は経団連。
経団連傘下の企業で米市場で売り上げのある企業は政治献金も豊富
マスメディアにも数多くの広告を流し情報操作している。

しかし当のアメリカにしてもいまや共和党と民主党は
支持基盤も政策も同じとしか言いようがない。
巨大企業や金持ちに操られた米・英・日の政党は
どの政党が政権を取っても富者の利益を代弁する方向に突っ走るだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ↑
残念なほどその通りに...

今となっては 
CIAが自民党に資金援助してたことは周知の事実


☆アメリカがいい国だなと思うのは情報公開法があること
米国では法律で30年経過後に政府の記録が機密解除されるし
CIAの元担当官が語ったりして事実が明らかになってます

こちらはやじるし最近の記事 前からわかってた内容だが


1950~1960年代に数百万ドルも資金援助してた

CIAは日本国内に最盛期には100人以上配置されており
彼らは日本の議員・省庁役人に
定期的に報酬を渡して情報提供させてた

 
自民党だけじゃない野党議員にもですよ


最高裁判所長官もかしら...

  サゲサゲ↓
砂川事件:米に公判日程漏らす 最高裁長官が上告審前


米に尻尾を振るしっぽ人間しか生き残れないことは明らかでしょね


そして「アメリカと経団連と自民党とマスメディア」の四角形構造で
操られる日本

結局トマス・モアの言葉通りなんじゃない

「どこへ行こうとも、
 国家の名を口実に自己の利益を求める富裕者の陰謀に私は気づく」

各国の政治家を操っているのは国際金融家ということでしょうか

国家の名を騙る富裕者

1%が99%を支配するゆがんだ構造に世界の市民の多くは気づいている


日本人も原発事故以後目が覚めた人が増えたと思うが
まだまだかな....