アメリカの実態を分かりやすく描いた本
「戦争中毒」 2002年発行




アメリカの戦争の歴史を紹介し
その背景にあるものを描いています

2002年度 半分以上が軍事費




その軍事費が流れ込む企業
おなじみの数々




もちろん戦争支持の銀行家・企業経営者・政治家は
民主主義のため・自由のため・正義のため・平和のためなど言う
腹の中は 金・市場・天然資源・権力...




軍需企業はマスコミを買収し




テレビ局は大企業に所有され
それらの利害のため編集される


「TVは政策を売り込む主要な道具でした」リチャード・ハス
(ブッシュ父政権の立案者のひとり)



儲けるのは誰?支払うのは誰?




そして死んで行くのは?
1950~2002年の間 アメリカ兵の死者10万人以上・負傷者数倍

最前線に行くのは貧困層 カラード
ベトナム戦争での死傷者の22%は黒人




だからこそアフガン空爆反対デモも起こったが
ご存知のように その後イラクにまで侵攻...中東は泥沼...
イラク帰還兵の自殺は 
イラクでのアメリカ兵の死者数を超えた...




アイゼンハワーは軍産複合体の危険性を危惧していましたが...
   ↓
「アイゼンハワーの国民への離任演説,1961年1月17日」


「・・・この軍産複合体の影響力が,我々の自由や民主主義的プロセスを
 決して危険にさらすことのないようにせねばなりません。・・・」

残念ながらアメリカは軍産複合体に乗っ取られてしまった状態...


翻ってこの国は...

小出裕章さん
「原子力は戦争とそっくりだと思います。
 国家の存在が戦争・原発をやるとして、体制が全てのめり込み、
 マスコミも含めて原子力は夢、事故なしと信じてしまい、
 ひどいものだという事が分かっても、
 簡単には止めることができなくなってしまう。」
 

アメリカが戦争中毒なら 日本は原発中毒かな