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太陽を盗んだ男

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昨日の晩、眠れなかったので、
ついつい観てしまった映画です。

今の時期にこれを観るのはちょっと
不謹慎だと思うのですが
あえて、この時期に観るのも悪くないんじゃないか?
と思って観ました(理由になってない)

あらすじは、かなり無茶苦茶な話で
言葉にするのが難しいんですけど、
非常に雑にザックリと書くと…

『沢田研二演じる中学校教師が、
原子力発電所からプルトニウムを盗んで
自分で原子爆弾を作って
日本政府を脅迫する……』

という凄い話です。

この映画の撮影は、
かなりデンジャラスなことを多数やってまして、
国会議事堂のトイレの中で許可を取らずに撮影したり
皇居の堀に手榴弾を投げて爆炎を上げるシーン等
今ではありえないような事を平気でやっています。

当時の日本映画の滅茶苦茶さが観ているとよく分かりますな。

また、作品中で
原子爆弾を作る工程が出てくるんですけど
これが物凄くリアルに描かれていて、
プルトニウム型原子爆弾で用いられる爆縮レンズの構造が
ちゃんと再現されているところには驚かされます。
(原発から盗んできた燃料棒に液体プルトニウムが使われていたり、
生成した金属プルトニウムを紙やすりで削って
球体にするシーンなどもありますが…)


あまり感想を書きすぎるとネタバレしてしまうので
これ以上書きませんが、
キネマ旬報の「日本映画史上ベストテン」という企画で
第7位にランキングされてるのは伊達ではありません。

監督の長谷川和彦という人は
比較的若い年齢で監督になれたのに、
この作品以降は何も作っていません
(いろいろ企画はあったらしいのですが、
諸事情で立ち消えになったものが幾つもあるそうです)

でも、こういった危険な路線で撮影するのは無理だったと思うし
変に「御用聞き監督」みたいな大衆に迎合する作品を撮るよりも
あえて、何も撮らないのも人としての生き方なのだろうと
思いました。

ちなみに、この映画は
当時放送されていた刑事ドラマ「特捜最前線」で
過激派がプルトニウムを強奪して、原子爆弾を密造する話
元ネタだったと言われているそうです。




だけど…

あえて、この時期に観る映画ではないよなぁ……。