ブログネタ:夏に読みたい小説は?
参加中最近、本をまともに読んでいないなあ、何か読み返そうかなあと考えていたところにこのお題。
夏に読みたい小説、なぜか、アルベール・カミュの「異邦人」なのです。
異邦人の小説は、好き嫌いがはっきり分かれそうなストーリーなんですが
好きな人はきっと何回も愛読してるんじゃないかなあと思う。
ストーリー;母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。(新潮文庫より)
そう、殺人現場がでてくるんだけれど、その背景が灼熱の太陽と、砂漠なんだよね。
なので、夏に読んでみると、よりいっそうストーリーに入り込めるような気がするんです。
殺人を「すべて太陽のせい」って言ってのけるって、最初は理解できなかったけれど、これは主人公の1つの生き方の表現。
殺人は重大犯罪だけれども、この小説では、裁判で人を裁く際、罪自体を裁くのではなく、人間性を裁くことになっていて何かヘンじゃないかと思わざるを得ない。
母親の葬儀の翌日に遊びに行けば、著しく人間性を疑われ、死罪となる、なんて、どうなんだろう。
何回読んでも発見があるこの小説、今年もまた、真夏に読んでみることにします