大河ドラマ記事以外では随分と久しぶりの更新となりました。
新PCにも慣れ、緊急事態宣言も解除されたこともあり、久しぶりの外出です。
船橋駅からJRの在来線特急・新宿さざなみ号に乗って、南房総へと向かいます。
一時間半程度乗り通して着いた駅は、南房総市の玄関口にあたる岩井駅。
何気に学生時代の部活合宿で何度か利用したことはあるのですが、
当時とは異なり向かう先は海ではなく山方向です。
駅前から一日4往復しかでないバスで向かう先は、伊予ヶ岳登山口。
千葉県で最も急峻な山であり、千葉のマッターホルンの異名も持ちます。
名前の伊予は愛媛県の霊峰・石鎚山のこと。
あちらも厳しい崖みたいな登山路があるので、由来には納得です。
麓の平郡神社でお参りをしてから、いざ出発。
とはいえ最初の40分は普通のハイキングコースで、他の山と比べて特段キツイわけではありません。
唯一の休憩地点の展望台付近からの、ラスト20分が本番です。
というのも最後の最後で、写真のような鎖場(ほとんどがロープですが)が出現し、
崖をよじ登るかごとく歩を進めなければならないからです。
そうやって到着した先が、伊予ヶ岳(南峰)山頂。
右の写真をご覧いただければわかるように、細長い足場と申し訳程度の鎖で仕切られているだけ。
しかし三方が崖になっているからこその、美しく雄大な眺めを楽しむことができます。
一枚目の写真正面の山は富山(とみやま)で、合併前の富山町の名の由来です。
二枚目の手前の山は伊予ヶ岳・北峰。標高はわずかですが南峰より高いそうです。
そんなわけで頂上を楽しんだ後はいつもどおり下山し、バスに乗って駅の近くまで戻ります。
ランチは高速道路のSAとも直結している道の駅、富楽里とみやまでカンパチ定食をいただきます。
文字通りの意味で山も海も近い土地柄ですので、旅の醍醐味を最大限楽しめました。
その後はお土産を買いつつ、高速バスで千葉駅まで戻るのでした。