岐阜 ローカル鉄道乗車記 | deluxeの徒然雑草紀行

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ブログのテーマによる振れ幅が大きすぎるので、自分の読みたい記事テーマを決めておいた方がいいかも。
シリアスな社会批評の直後に「ガンダムLOVE」な記事を平気で載せたりしますから(w

期間が空いてしまいましたが、
休日出勤なり要残業案件があったりとありましたので御容赦ください。
というわけで代休が取れた関係で、外に出ていきました。
新宿バスタから小田急バスの夜行で岐阜に到着。
岐阜駅前は都市整備が進んでいて、とても近代的。
駅前には各方面で話題の黄金の信長像が立っています。
鉄道マニア的には、路面電車のほぼ全てを廃止に追い込んだが故に、
岐阜市にはあまり良い印象は無いのですが・・・
余談としては、「環境都市」を世界に売り込もうとした岐阜市が、
「路面電車を廃止したばかりで良く言えたもんだな」と返されたとか何とか。
 
そんな岐阜市から東海道本線で大垣駅へ。
JRの大垣駅は割と大きなビルが併設されていますが、
筆者の目的は、その隣にある養老電鉄の大垣駅です。
この日は平日ゆえに通勤通学客が大量に降り立ちます。
学生が降り立って空いた車両に乗り込んで、最初の目的地の揖斐駅へ向かいます。
 
養老鉄道は揖斐~大垣~桑名を結ぶ路線ですが、
大垣駅を頂点に“人”の字型をしており、大垣で完全に運用が分離しています。
その人の字の分かれ目が右写真です。
真っ直ぐ行く方向が北方向=揖斐駅にむかう線路です。
伊吹山系へと向かって30分も経たずに終点の揖斐駅に到着です。
昔は近鉄が運営していたこの路線ですが、
赤字路線切り捨て方針から地元自治体出資の第三セクターとして最出発しました。
チョクチョク廃線の噂が立ちますが、今のところは利用客も多いので
すぐになくなることも無いでしょう。
 
そういうわけで大垣駅に戻って、ロッテリアで遅めの朝食。
少しばかり大垣駅を散策します。
あまり知られていませんが、大垣は『聲の形』の舞台となっています。
何故なら原作者先生の出身地だから、という単純な理由。
駅にはポスターや街のイメージビジュアルにも登場キャラがチラホラ。
 
というわけで次の目的地である樽見鉄道に乗り込みます。
こちらも大垣駅から路線を発する第三セクター路線です。
こちらは元・国鉄路線ということもあり、JRのホームに間借りしている形です。
途中までは東海道本線とも並行して路線が伸びています。
昔は工場からの物資輸送路線としての役割が大きかったのですが、
トラック輸送に転換されてから採算が悪化して~、
という地方路線によくある廃線パターンを歩みつつありますが、
観光路線化や周辺ショッピングモールとの提携などで生き残りをかけて邁進中です。
 
というわけで終点の樽見駅に到着しました。
春になると全国的にも有名な淡墨桜に行くための特別列車も運行されますが、
今は冬まっただ中なのでポスターだけ目に焼き付けます。
 
ここで改めて大垣駅に戻って、昼ごはんを食していよいよ後半戦です。
名古屋~金沢を結ぶ「しらさぎ号」に乗ってまずは米原駅方面へ。
さて右の写真はしらさぎ号からの車窓なのですが、実は結構貴重なモノです。
というのも東海道本線下り特急列車+貨物列車だけが走る、
下り専用の迂回路線から見た車窓だからです。(※ 詳細は本リンク
 
昔は関ヶ原~伊吹山系を越える坂を登ることが難しかったので、
ここを通る下り列車だけ勾配の緩い支線を設置したのですが、
最近の馬力のある列車はキツイ勾配も走れるので、
現在は一部列車だけが利用するだけになりました。
そんなかつての難所を越えると、車窓正面に伊吹山を臨むことができます。
ここからしばらくすると米原駅です。
 
JR東海と西日本の境界であり、北陸本線の起点でもあるを米原駅では
「しらさぎ号」が逆方向にスイッチバックする必要があるのでしばらく停車します。
乗客はその間に椅子の向きを反対方向にグルリと回します。
運転手も交代して、改めて列車は北へと福井県に向かって走り出します。
 
 
 
(最近読んだ本)