先週の話ですが、都内に用事がありましたので、
そのついでに上野に寄りました。
上野公園では珍しくイベントがなかったので、
国立博物館前の広場がゴチャゴチャしていなかったです。
これって最近では結構珍しいことです。
んで目的地は、果たして過去に行ったことがあるのか?
という疑惑があるレベルでご無沙汰していた上野動物園です。
もちろんパンダは観ましたけれども、それは主目的ではありません。
目的は園内を走るモノレールの乗車。
園内の~とは書きましたけれども、
上野動物園は西地区と東地区が公道で分かれていて、
その両地区を結ぶ輸送機関であるモノレールは公共交通と定義されているので、
園内遊具の扱いではなく国土交通省所管の鉄道扱いされている乗り物です。
その証拠に都営交通局でも動物園とは別に決算報告がされています。
話は少々逸れますけれども、
上野動物園は運営サイドの行政からの評判はあまりよくありません。
理由はその入園料。
上野動物園の入園料は600円ですが、
常識的に考えて、そんな金額で動物園が運営できるわけがありません。
要するに足りない分は全て税金での補てんです。
それ自体は行政が運営する以上はある程度仕方が無いとはいえ、
いくらなんでも上野は安すぎます。
東京はお金があるからいいんだ~、というのは一つの理屈ではありますが、
その結果としてその他の動物園を運営する自治体も
上野LVの入園料でなければ人が集まらないことになるため、
似たような安価な料金設定をせねばならず、
その分を税金で補てんせねばならないけれど、財政は東京程豊かでない・・・
というジレンマが発生します。
せめて1000円くらいに入園料は値上げしてもらえないでしょうか。
都民向けには「都民の日のみ都民だけ入場無料!」みたいなキャンペーンをすれば、
行政の面目は立つかと思われますし。
筆者はモノレール西園駅から乗り込みます。
お値段は150円。
300mしか走らないし、乗り込むには微妙な時間を待たないといけないので、
歩いた(東西をつなぐ橋も整備されています)ほうが結果として早く移動できるのですが、
その当時はモノレールが研究段階の交通機関であり、
全国展開するまえの実験的な要素も踏まえて建設されたそうです。
というわけで3分にも満たない乗車時間で東園駅に到着しました。
それほど高い位置を走るわけでもないので、景色的にも結構ビミョー。
ですが、これで筆者の鉄道乗り潰しは終了し、
東京都内の全路線の制覇も相成ったわけでした。