今年はどうやら北アルプスの紅葉の色がイマイチっぽいので、その代替案として東北地方の山岳紅葉を愛でに行くことに。
以前からずっと感じていたのだけれど、紅葉の美しさに限って言えば北アルプスなどより東北の山の方が上なのではないだろうか。
理由を考えてみると、東北の山は標高が比較的低く森林限界が山頂近くまであり山全体が紅葉に覆われるためとか、植生の割合が異なるとかいろいろ。
その中で今回選んだのが山形の朝日連峰。今年紅葉大当たりだと聞いていた山。
普段は登山客でごった返す山は極力避けているけれど、紅葉大当たりなら行くしかない。
混むと言っても北アや八ヶ岳と比べたら格段に登山客は少ないはず。
総高低差は2000m弱、重い撮影機材を抱えて行くには一般登山者より格段に体力と時間を要する。
幸い山頂近くには定員100人の避難小屋がある。(キャパオーバーでえらい騒ぎだったけれども)
後半はアップダウンが激しく足腰に堪える箇所もあったが、なんとか撮影を敢行して参りました。
言葉は要らないかと思うので何枚か。
今回は満月前後で星撮影は侭ならないことは分かっていたので、代わりに月の光で紅葉を露光してみた。
紅葉の最も綺麗な小朝日岳方面。
深山幽谷の雰囲気を求めていたのだが、紅葉よりも山形盆地の街の灯が主役になって高尾山のビアガーデンからのスナップのようになってしまった。
これは計算外だった。雲海で下界が隠れてくれればよかったのだが…
代わりに大朝日岳と西朝日岳方面を撮ってみるがこのあたりは笹原なので紅葉はあまりしないみたい。
今後、標高を段々下げながら各地の紅葉を追ってみたいが、しばらくは天候不順が続くようで少々思案中です。