先日登った白山の映像を作ってみました。
その時の詳細は以下。
http://ameblo.jp/delphinus1024/entry-12288012236.html
撮影中はガスがかかっていることがほとんど。また夜中は異常な湿度のためレンズの曇りは避けられず、で使える映像はあまり多くないため全体の尺は短めです。
この山、雪の多さとアクセスの悪さゆえ冬期登山は至極困難だし、夏から秋は人でごった返すだろうし、比較的容易に静かな山行ができるのは雪解けのこの時だけかと思います。
なかなか光の条件が難しかったため、この時期しか見られない白と蒼と翠のコントラストをうまく表現できたかどうかは微妙ですが…
音楽についてですが。
いつもであれば撮影中の暇な時間に現物の景色を見ながらモチーフなり元アイデアを練るようにしているのだが、今回は初めての山である上に残雪の状況がよくわからなかっただけに行程やルート取りの算段で頭が一杯で、あまり脳内音楽に浸る余裕もなく。
ということでどうしようかと少々思案、こじつけではあるが山の名前が「白山」ということで「白鍵」だけで成り立つ曲という制約で即興をしてみることを思いつく。 実のところKey in Cは黒鍵特有の指の引っ掛かりが無く位置感覚が鈍って苦手なのだが…
Key in Cの名曲といえばWell Tempered Clavierの一曲目とかChopinのEtudeの最初のやつとかDebussyのLa Cathedrale Engloutieあたり? でもいずれの曲も結局は臨時記号は結構頻繁に出てくるのです。
あと私事ながら、ひそかにマイ葬式ミュージックに決めているSibeliusの7th SymphonyもKey in Cだったりします。
臨時記号なしでどうやって曲が平坦になるのを避けられるか考え出すといろいろ奥深い。
とりあえず単純なトライアドやらその展開形やらコード進行的なものは回避してなるべく「歪」なVoicingと「歪」な進行を意識、更には音同士のインターバルからなる響きの連鎖による進行感を優先するようにする。
冒頭のところなどはこっそり禁断のダイアトニック全7音クラスタを連発させてます。
さてうまく単調さを回避できましたでしょうか…