加計呂麻島 無垢の海・星の夜 | Nature | Photography | Music | Art

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加計呂麻島…

エキゾティックな名前を持つこの島、今まで名前だけは知っていたもののどんな島なのかはずっと知らなかった。

今回の旅に備えて事前にWebで調べてみると、秘境・パワースポット・ほとんど観光化されてない・時間が止まってる・海きれい…などなど、どう考えても自分好みの島に違いないと確信。思い切って旅の多くの時間をここで過ごすことにした次第です。…といっても二泊三日だけですが。

奄美南端の古仁屋港からレンタカーと共にフェリーで30分、加計呂麻側の瀬相港に着いたとたん時間の流れが奄美より格段ゆるいことが実感されます。

不便なのは覚悟していましたが、島にスーパーなどはなく個人商店のみ。売っている品物も必要最低限。数少ない食事処も売り切れ次第すぐ閉店するのでアテにならず。

結局滞在中はほとんどカップ麺とパンだけで過ごすことになりました。 食料は日持ちするものを奄美ですべて仕入れていった方がよかったかも。

さて、この島でキャンプできるとされているのはいずれも島の両極端にある実久海岸と徳浜海岸。
迷わず海の中が素晴らしいと聞く徳浜海岸の方に向かう。島のほとんどが1~1.5車線道路のため、なにかと移動に時間がかかる。

徳浜海岸、広大な砂浜だが8月だというのに人はまばら。キャンプしている人もほとんどいない。砂浜にテントを張れば、波の音と風の音しか聞こえない。 
トイレ・水シャワー完備な上に無料。居心地の良すぎる環境です。



徳浜の海の中ですが、外海に面しているため流れと波があり、アウトリーフまで出られる日は少ないらしい。

今回はことのほか良いコンディションだったため、簡単にアウトリーフに出ることができましたが、それでも海の中は複雑なウネりと流れがあります。 ここはかなり熟練者でなければアウトリーフには出ない方がよいように思えます。

ここのアウトリーフの魚影や透明度は抜群、水中地形も面白く、気がつけば3時間近く連続で遊んでしまいました。撮影できなかったが(たぶん噛まない)サメにも遭遇。



なぜかウミヘビが人懐っこく寄ってくる。少々こわい…



徳浜海岸の夜。人もまばらなので非常に静か。 近くに集落もないので光害もほとんどなく、月のない夜だったこともあり天の川全開。テントの横に寝そべり、酒盛りをしながら至福の時間。





その翌日、初めての島のため素潜りポイントの勝手が全く分からないため、ネットで見つけた加計呂麻でカヤック・素潜りのガイドをやっておられる方にコンタクトしてガイドをお願いすることに。

他所にある素潜りツアーの場合、スノーケリングポイント程度の無難な場所でお茶を濁されることも多々あるのですが、こちらではスキルと趣向に応じて最適なツアーを組んでもらうことができ、かなりツボを突いた美しい&面白い場所に連れて行ってもらうことができ、感謝。









加計呂麻の海、コーラルの健全度や魚影含め、沖縄の離島と同等もしくはそれ以上かもしれません。

この島のおかげで、まだ頭が島モードが抜けてない。困った…