週末、南伊豆の海の予定が予想以上の台風によるウネリのために中止。
予定変更してウネリの影響を受けない富士五湖の本栖湖で久しぶりに素潜ってきました。
この湖、ウエットスーツで快適に潜れる水温になるのは高々7月中旬~9月前半くらいまで、それでもなお-10数m以上潜行すると10℃近くまで急激に水温が下がるので、素潜り+ウエットスーツだとかなり潜れる時期と水深が限られてしまうのです。
その代わり、海の色とは全く異なる富士湧水由来の神秘的な碧い水の中で泳ぐことができます。
その湖底は海と違って、たまに現れる巨大な鯉以外は魚の数は少なく甲殻類が出す水中の喧騒もないので、動きも音もほとんどありません。全くの静寂の世界という感じ。

今回潜ったのは湖の西側の人のあまり来ない静かな地帯。いずれも崖を下りていかなければエントリできない場所です。
水中には巨大な沈木が数多くあって、それぞれが表情を持っているので飽きさせません。海中だと沈木を見ることは滅多にないので、やはり淡水で浮力がないのでこうなるのだろうか。



本栖湖はなにげに最大水深-122mと非常に深く、その最深部分は西側にある岬からわずかの距離の場所。
その岬あたりの湖底はこんな感じ。

写真では表現できないですが、尋常ではない角度で最深部めがけて湖底が落ち込んでいます。浮力の少ない淡水なので、さすがにここであまり深く行くのはやめておきました。