今回は前作・前々作で収録できなかった映像を寄せ集めたもので、あまり肩肘を張らないような作品にしました。
撮影地のほとんどはテカポ湖からプカキ湖近辺の観光客などほとんど来ないであろう名もない場所です。
レンタカーの旅の醍醐味は何と言っても気に入った景色があったら欲望のまま自由に寄り道して自由に停めて自由に撮影できることで、それは自分にとっても理想的な旅の形態。
どちらを向いても現実離れしたNZの風景はそんな欲望を全力で満たしてくれます。
そのおかげでなかなか旅が前進しないというデメリットも…



今回訪れることができたのはNZの中でもほんの一部分。いつの日か他の地方・他の季節のNZも見られることを願って。
付随音楽についてですが。
きっかけは先日押入れの奥を漁っていたら、こんなギターが発掘されたことに始まります。

Morrisの12弦ギター。大昔に中古屋で\3万ほどで購入したもの。
普通のギターは6弦ですが、これはそれぞれの弦を複弦にすることによって「うなり」を伴った気持ちの良いサウンドがする楽器です。
12弦ギターは尊敬するギタリストであるRalph Towner氏がよく使っている影響で興味もあり、ライブの味付けに使用できないかと考えて購入したように記憶しています。
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しかしながら、弾くのに握力が半端なく必要なため長時間の演奏は不可能、爪の痛みも激しいので結局あまり使わずにお蔵入りしていたものです。
今回久しぶりにあらためて弾いてみると、やはり心地よくいい音がするので、この楽器をフィーチャーした曲が作れないかと思ったのがきっかけです。
上で書いた通り腕力勝負の楽器、3分弾いたら10分休憩という感じで難航しましたが、なんとか形にできました。