
安価な望遠という位置づけで、「安かろう悪かろう」であまり普通の人は進んで使わないであろう「ミラーレンズ」。
望遠レンズの代わりと思って使うと解像度やら使い勝手の悪さやらピントの難しさでそのままオクラ入りになりそうな一品です。
慣れないながら、作例を。
大宮のリス園にて。

ピント…合ってません。
被写体深度が極端に浅い上にマニュアルフォーカスなので、動きモノの撮影は超人的な技が必要のようです。
千葉の海にて圧縮効果の実験。

…というのは前置きで、
このレンズを買ったのは望遠として使うのではなく、ミラーレンズ特有のリングぼけが面白そうだったからなのです。
たとえば千葉の海で波打ち際を撮ってみると。

こんな感じで環環環の応酬になるわけです。
環を派手に出してアーティスティックにするにはピントの範囲外に小さな白いもの・光るものを多数配置する必要があって、そういったシチュエーションを考えるのもこれまた楽しい。
雪なんかは最適で、派手にピントをずらすとこんな抽象画に。

氷の結晶などはちょっと派手目に処理をするとこんなファンタジーになったりします。

まだまだ使いこなせているとは言えないので、ぼちぼち慣れていきながら用途を考えていこうかと思っているこの頃です。