以前から狙っていた三原山の背後に広がる裏砂漠の夜景を撮る計画を実行しました。
裏砂漠はとても広大なので、ルートが幾つもあるようですが、自分の知っている限りでは(三原山頂上から降りて行くコースは除いて)
1.大島温泉ホテルから遊歩道で行く
2.大島公園からテキサスコース
3.東海岸から大砂漠コース
4.月と砂漠ライン
まず4が悪路ながら車でかなりの所までアクセス可能で、15分ほど歩けば砂漠っぽい場所に着きます。しかし、この辺は風が強いことが多くて避けるものがない、更には大昔のことですが旅客機の墜落で大勢が亡くなっていて慰霊碑が建っている場所。気分的にあまり心地よく夜を過ごせなさそうです。
2と3はこれまでに行った経験がありません。両方、特に一番目的に適していそうな3は情報によるとかなり不明瞭なコースらしく、昼でも道迷いが頻繁に発生するとのこと。GPSを持っているとはいえ、不明瞭な初めてのコースに夜間に突っ込むのは少々無謀です。
ということで消去法で1のコースを手始めに攻めてみることにしました。歩行距離も4kmほど、道は明瞭、高低差もあまりなく、ほぼピクニックコースです。ただ風景は植生が多くて砂漠というより草原という感じです。まあ、月も綺麗でススキも最盛期なので月見気分ということで…
ちなみに昼間はこんな景色。遠くに見えるのは海です。不思議な風景。

三原山らしい溶岩由来の奇岩がそこかしこに転がってます。

丁度ススキの群生が最盛期を迎えてます。

夕暮れ。三原山の向こうに日が沈む。

遊歩道らしくこんな便利なものがあるので、まったり静寂の中で夕食しながら撮影。

月が明るいので星は薄め。もう少し月齢が若い時を狙った方がよかったかも。

ススキ+夕日の逆光で光らせるのは常套手段ですが、それでは面白くないので月光の逆光で穂を光らせてみました。

夜の奇岩は不気味だが格好いい。

かなり面白い絵が撮れたので、復興したら改めて砂漠気分全開の3のコースを本格的に挑戦してみたいところです。