そのときのエントリ。
水中以外に出入り口がないため、ダイバーだけが訪れることができる空間。
入り口は断崖絶壁の下、水深-10mほどにあって、真っ暗闇の中を進むと巨大なドームに出ます。
ドームは有史以前には地上にあり、古代人が焚いた炭の跡(と言われるもの)が今でも残っています。

壁面には美しい形状の鍾乳石があり、もしNHKが撮影で使っているような大型のライトでドーム全体を照らせばさぞ美しいと思います。


ここには上部から淡水も流れ込んでいるため水は二層になっており、その境界あたりを泳ぐと視界がもやもやとして幻想的な気分になってきます。
ドームからの帰還。ずっと暗黒の中に滞在した後に見える碧い光はひときわ美しい。

音楽ですが、このドームにいる時、巨大な鍾乳石に囲まれてなにやらバロック彫刻に彩られた大聖堂にいるような錯覚を感じました。そのときの感覚をイメージしながら作ってみました。