大抵の場合滝は渓谷にあるので樹木などの邪魔が多く、満遍なく月光が当たってくれることが少ないように思います。
森林限界以上山岳の場合であればカシミールを使えばある程度光の加減の予測ができますが、渓谷の場合は地形図だけでは分からない要素が多く、現地に行かないと様子が分からないことが多い感じです。
少々撮影困難な某所の某滝を満月と一緒に撮りたいという野望を持っているので、機会があるたびに身近な滝で撮影の練習をするようにしています。
南伊豆でのオートキャンプの夜、月もそこそこ明るいので練習がてら河津七滝のひとつ釜滝を撮りに行って見ました。
(河津七滝は最近の台風で一部の滝への道が通行止めですが、どうやら4/2に開通するようです。)
釜滝は無料で見られる中では最大の滝で、観光滝なので傾斜はきついものの終始階段が付けられているのでアプローチはとても楽です。
ただし前の岩が邪魔をして全貌を映すときは定アングルからしか撮れません

結果、やはり周囲の樹木のため光は滝全体にはかからずムラになってしまいます。
事前にかなり綿密に月の位置を把握しておく必要がありますね。
撮影の帰り、伊豆の山間にもすでに桜が咲いていました。
