個人的に最も影響を受けたピアニストの一人で、今は故人となってしまったMichel Petrucciani。
彼の伝記映画が今年10月に公開されるそうです。
内容は以前からyoutubeに流れている以下のドキュメンタリーが元になっているようです。
まさかペトルチアーニが映画館の大画面で見られるとは想像もしなかった出来事です。
彼の音楽と初めて出会ったのはもう十数年以上(もちろん彼も存命)も前のことで、中古CD屋でたまたま買った「Oracle's Destiny」というアルバム。 一曲を除いて全編ピアノ一本で弾き通しています。ジャンル的にはジャズなのでしょうが、テーマ&アドリブという決まりきった形式でなく、完全に自由に弾いている感じ。 「もうジャンル分けなんかどうでもええやん」と確信させるほど圧倒的な演奏で、その後彼のアルバムをコンプするほどにハマってしまいました。

彼は音と色が共鳴する「共感覚」の持ち主であったことが上のドキュメンタリーでの言動で分かります。
"I always talk about music with colors."
曰く、Key GはGreenだそうです。
おそらく彼が演奏しているときには、頭の中は様々な色で溢れていたのではないかと想像します。 実際、彼の音楽は非常に色彩的です。
映画はまだ先の公開ですが、非常に楽しみです。
ちなみに手前味噌ですが、以前公開した知床の動画の付随音楽は密かにPetruccianiの音楽へのオマージュ(はっきりいえばパクり;;;)だったりします。 まあ、本家と比べれば稚拙過ぎますが。。