あまりネットでのレビューがないようなので、実際にスクーバと素潜りで使用した感想を書いてみたいと思います。

ついてくるものは、本体、充電器、収納袋、小さなフロート2つと説明書。
本体はわずかにマイナス浮力なので、フロートをつけることによって沈まないようにすることができますが、浮力が付きすぎるのでそのままでは非常に潜りにくくなります。従って水面だけで泳ぎたい人専用かと思います。


陸上での重量はかなりずっしり。(カタログ値 4.9kg)沖縄や離島などへ空路移動したい時は重量オーバーになりやすいかと思います。事前に宅配便で現地に送るほうが良いかと。
充電は専用の電源アダプタを使用します。マグネットで本体にアタッチする方式ですが、マグネットがあまり強くないので気をつけないと知らないうちに外れていたりします。充電中はあまり触ったり動かしたりはしない方がよいかと思います。充電中はトップのLEDが光るので外れたらわかるようになっています。


使用時、充電口には二重ゴム付きの赤いプラスティックの蓋をかぶせます。あまり防水性はよくないようですが、いずれにせよ充電口から内部に水が入る構造ではないので、あまり神経質になる必要はないようです。
下部は足が着いているので、平坦地であれば縦置きできます。

さて、肝心の水中での使い勝手です。
まずは、水中の重量ですが、わずかにマイナス浮力ですが取り回しの重さは感じません。
両側のスイッチを同時に押すとスクリューが回り、どちらかをすばやく押しなおすことにより普通->強->弱の順で回転速度が切り替わります。
ただし、片側のスイッチを完全に離してしまうとスクリューが停止します。つまり耳抜きに手を使う人はその度にスクリューが停止することになります。安全上仕方ないのかもしれません。
推進力は適度にゆったりしており、強にしても水中に引き込まれるような感じはないので、恐怖感を感じることはないかと思います。
使用時の体勢ですが、手をL字型に曲げて水流が腹の下を通過するように持つと効率よく進みます。この辺はある程度慣れが必要かと。
ひとつの難点は音がうるさいこと。自宅で回していると間違いなく近所から苦情が来るレベルです。
充電は4時間程度で、よほど連続運転しない限りは一日の海遊びでも十分持ちます。バッテリー残量はLEDが運転時に緑->緑点滅->赤点滅->赤という風に点灯することでわかるようになってます。
保守に関しての注意点は、バッテリー交換ができないタイプなので、バッテリーを劣化させないように、使わないときも面倒を見る必要があります。時々充放電をする、満タンもしくはカラのまま放置しない、などなど、リチウムイオン電池の特性を理解して保守する必要があるかと思います。
耐圧水深は通常40mということで、これまで30数mまで何度も潜っていますが、今のところ問題なしです。
個人的には水中動画撮影の時にこれに撮影機材を取り付けて使用しています。このことでブレずにスムースな移動撮影を行うことができます。
例えば以前にYoutubeに投稿した宮古島の映像などは、移動撮影部分はこのBladeFishを使っています。