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はい、タケコプター

備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

復路は高知龍馬空港から羽田までANA568便にて。

羽田-高知の路線にはまだボーイング787が就航していないようですので、
ボーイング767に乗ります。
往路の787との乗り比べのチャンスです。

今回も復路のみプレミアムクラスを利用しました。

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568便は18:45出発ですが、17:15分に空港についてしまいました。

早く着いたので保安検査場もガラガラ。
往路の羽田と違い、焦ることもなく通過出来ました

搭乗待合室で笑点を見たり、おみやげを物色したり
Facebookに駄文を投稿したりして時間つぶし。


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気づくと使用機が既に到着していました。
ダビンチへリコプターの社章をあしらった全日空のかつての塗装を再現している
モヒカンジェット(JA602A)です。

折角のスペシャルマーキングですが、本当に見えにくい位置に駐機していたので
こんな程度の写真しか撮れませんでした。

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出発準備も滞りなく進んだようで、出発20分前には搭乗開始です。

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本日搭乗の方にプレゼントと言うことで、いただきました。

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指定された座席は2D。

いつも決まって窓際を確保するのですが、今回はもうこの席しか空いていませんでした。
中央列ですが一人掛けなのでまぁいいかなと。

767のプレミアムクラスに乗るのは今回が初めてなので、中央列が1列というのは知りませんでした。
座ってみると、案外落ち着きません。

18:56に高知龍馬空港を離陸。
今回はギッチリ濃い旅だったなと改めて思います。

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とりあえずどんな飲み物があるかチェック。

ぐんぐん高度を上げていきますと、やはり耳に違和感が....。


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でお食事タイム。

今日はこんな内容
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季節を感じさせてくれる彩りが嬉しいですね。

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食事の内容お品書きの通り。

栗ごはんが少々ぽそっとしてましたけど、お味噌汁と一緒だとちょうどいいですね。
やっぱり味噌汁はポイント高いです。

ただ、全てをぶちこわしたのが金目鯛の酒蒸しの手前に入っている長ネギです。

表面に焦げ目がついているんですが、ほとんど生。
苦いだけで何も美味しくありませんでした。
それどころか、翌朝胸やけに悩まされました。
ネギはゆっくりじわじわ、表面が焦げるくらいまで火を通していくと甘みが出て美味しいのですが
これは表面を炙っただけ。いけません。


食事と一緒の飲み物は毎度お馴染みエビス。

担当のCAさんが「私、あまり詳しくないのですがエビスって美味しいんですか?行きの便でもこちらの席にお座りの方がエビスを頼まれたんですよ」と。

「エビスはお値段がいいからですよ」なんて本当のことは口が裂けても言えません(笑)

でもまぁ、あのCAさん。今頃スーパーに行って「ははーん。こういうコトだったのね」と納得されていることでしょう。
旅の恥はかき捨てです。

しかしそれにしても、高知便はフライト時間が短いです。
いつもは九州便で食事が終わると眼下に大阪の夜景が広がり、感動ひとしおなのですが、もう降下に入ってしまっています。

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でも、トマトポタージュをリクエスト。
これが美味しかった!!


耳が気圧に押されて聞こえづらくなってきています。
あごをカクカク動かしても耳抜きが追いつかず。

仕方ないので鼻をつまんで息を吐きます。そうすると幾分楽になります。
でもまたすぐ詰まった感じに....(泣)

羽田には19:45分に着陸し、19:53スポットinとなりました。
もしかするとこれが最後の一人旅かも....。

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改めてモヒカンジェットを。

正直な感想を言えば
「ボーイング787の快適さが痛いほどよく分かりました」。

おそらく再来年ぐらいにはANAの国内線では787の方がメジャーになりそうな感じです。

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そんなこんなで今回の旅行記はこれまで。

ご覧いただきましてありがとうございました。
高知での滞在時間は正味3時間強です。

本当はいろいろ行きたいんですけどね。
坂本龍馬で知られる桂浜とか

とにかく路面電車に乗ってみることにします。

まず最初の目的地ははりまや橋。
そう、はりまや橋と言えば、日本三大ガッカリのうち札幌時計台と並び称される不動のツートップです。

電車がはりまや橋停留所に近づいてきて、はりまや橋はどこにあるのか??
と辺りを見回してみると.....。

電車ははりまや橋の上に止まっていたのです。

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日本三大ガッカリの底知れぬ実力にただただ感服するばかりでした。

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直ちに現場へ急行!
とばかりに電車を降り、振り返るとまたもやアンパンマン電車!

我が静岡市も"さくらももこさんが書いたちびまる子ちゃんなんだけど実はちびまる子ちゃんじゃないキャラクターが「静岡市はいいねぇ」と言ってるアニメ"等で押していますが、作者やなせたかし氏の郷里である高知のアンパンマン信仰の徹底ぶりは強烈です。

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で、これがはりまや橋です。

どうですか、なんともガッカリでしょう。

しかし、地元の方々がはりまや橋の袂で観光ガイドをしてくれています。
観光客を少しでももてなそうという地元の熱意を感じ取ることが出来ました。

また少しでもガッカリ感を和らげようと、こんなものまであります。

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本物?のはりまや橋の脇にあります。

また、はりまや橋の下は地下道のようになっていて、

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かつて使われていた、はりまや橋の欄干が展示されています。

その他にも地元高知出身の著名人のパネルが展示されています。
坂本龍馬はもちろん、山内一豊、山内容堂、吉田東洋や武市瑞山(半平太)、中岡慎太郎、板垣退助など幕末から明治にかけて日本を動かした蒼々たる顔ぶれです。

ならば、向かうは高知城です。

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高々とそびえる天守閣。

板垣退助の銅像や、山内一豊の妻、千代の像もありました。

山内一豊は掛川城主の経歴もあり、静岡県にも縁のある人物です。


土佐と言えば、なんと言っても坂本龍馬。

今年四月に京都に行った時、近江屋の後を訪れましたが、
今度は龍馬生誕の地を訪れました。

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上町2丁目電停近くの上町病院の敷地内に碑がおかれています。

周囲を写真に収めていると、チャリンコに乗った小太りな兄ちゃんが現れました。

「よろしかったら写真お撮りしましょうか」と聞かれましたが
あまり自分の姿をとるのは好きではなく、申し訳ないと思いながらお断りしました。

すると、「バッジはもらいましたか?」と

よく見ると、病院の壁に"ご希望の方には病院の受付で記念にバッジを差し上げます"という張り紙がしてありました。
ということで、一緒に病院の受付に行き、もらってきました。

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「いやぁ、おかげさまで気づかずに帰ってしまうところでしたよ」と礼を言うと、小太りの兄ちゃんはチャリンコにまたがり、街の中に去っていきました。

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病院と、チャリンコで去っていく兄ちゃんの図。

心なしか誇らしげな背中に見えました。


さて、駅の案内地図で武市瑞山やと吉田東洋の碑があるといった案内を見た記憶があるので、記憶のある場所に行って見ることにしました。

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帯屋町という辺りなのですが、アーケード街です。
しかし、商店街の地図ではよく分からず.....

後で調べて見たんですが、もう少しのところまで行っていましたorz


その後高知市立自由民権記念館へ
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板垣退助に因んで設けられたもののようです。

展示品を拝見しましたが、当時の日本が近代国家に脱皮すべく自由を求めて戦った道筋が、資料などと共に展示されています。
その中で、命がけの戦いがあり、多くの血が流れたことが克明に記されていました。

今の世も多くの政治家が「改革」といいつつ政権とポストを求めて不毛な戦いを続けています。
そんなものを見ているので、当時ももしかすると権力目当ての人物がいたのかもな...等とつい考えてしまいます。
(まぁ、中には本当にいたんでしょうけど)
ただ、今の世において血が流れることもなく、その意味では平和でいい時代なのかも知れません。


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駆け足の3時間強はあっという間に過ぎてしまい、高知龍馬空港にバスで向かいます。
川下りを終え、バスで大歩危駅へ戻ると、何やら賑やかになってました。

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1番線にはトロッコ列車、2番線にはオレンジ色の列車が止まっています。


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前面には丸い大きなプレートが取り付けられています。

大歩危駅開業77周年記念の列車みたいです。


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「どつぼ列車 たらぼけ」って何なんでしょ?


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坪尻-阿波池田-大歩危という行き先も?です。

今度乗る「南風7号」まで45分ほど待ち時間がありますが、
思わぬひまつぶしネタがで来ました。でも、謎・謎・謎

でかいカメラを持った人が列車の写真を写してるんでおそらくかなりマニアックな何かと。


駅を跨ぐ橋の上に観光バスが停まり、降りてきた人が駅の方に駆けてきます。
ますます、謎。

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ちょうどその時、オタクマニアの皆様のシャッター音とともに
1番線からトロッコ列車が出発していきます。

ツアコンらしき女性が必死の形相で電話してます。

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乗り遅れて焦るツアコンの図....

どうやらご一行様揃ってトロッコ列車に乗り遅れたようです。
復路のトロッコ列車に空席はないか?とJRの社員に食い下がっています。


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駅前広場にはこれまた珍しいボンネットバスが停まっています。
かずら橋タクシーと書いてあるので祖谷の方から来たんでしょうか。

見た目は綺麗そうですが結構あちこち錆びています。

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古風ないすゞのエンブレム。

また、ボンネットバスの向こうでは地元の人が地元産品やたこ焼き、豚汁等を売っています。
ちょっとしたイベントの雰囲気です。

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駅のホームにはかずら橋のレプリカ?が。

今回かずら橋を見るのは断念したのですが、ちょっとだけ見ることが出来ました。
機会があれば今度は祖谷に行きたいものです。


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使われていないようなレールの錆びた引き込み線があったので
ジオラマモードを使って遊んでみます。

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駅の運賃表。

九州なんかで見ると名古屋の次は新横浜になってたりしますが、
ちゃんと静岡・浜松が収まっているのは有り難いことです。

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駅構内の楓の木は燃えるような真っ赤な色づき。


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助役様と戯れる人も多く、今日はイベントでいつもより勤務時間が長いこともあって
少々お疲れ気味のご様子。


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こなきじじいって「児啼爺」と書くんですね。
粉木爺じゃないんだ... 勉強になりました。


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さて、ホーム上ではなにやらセレモニーが始まりました。

記念の?スタンプを押したりしています。

ますます意味不明です。


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そんなことをしている内に「南風7号」がやってきました。


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アンパンマン列車です。


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再び高知へ向けて旅が始まります。

南風7号は大歩危渓谷を南へ。

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アンパンマン列車の車内。
こんな感じで天井にキャラクターが描かれています。

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吉野川と別れ、車体を左右に傾けながら高知平野へと駆け下りて行きます。

土佐山田当たりで再びFBに投稿すると、高知在住のH氏がいろいろフォローを入れて下さいます。

アンパンマンのマーチのオルゴールに続いてアンパンマンご本人からも
車内アナウンス。子供がいれば喜びそうですね。

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そして、定刻通りに高知に到着しました。
H氏も「いらっしゃいませ」とコメントを寄せてくれています。