四国Jルートの旅(5) ~南国土佐を駆け足で | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

高知での滞在時間は正味3時間強です。

本当はいろいろ行きたいんですけどね。
坂本龍馬で知られる桂浜とか

とにかく路面電車に乗ってみることにします。

まず最初の目的地ははりまや橋。
そう、はりまや橋と言えば、日本三大ガッカリのうち札幌時計台と並び称される不動のツートップです。

電車がはりまや橋停留所に近づいてきて、はりまや橋はどこにあるのか??
と辺りを見回してみると.....。

電車ははりまや橋の上に止まっていたのです。

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日本三大ガッカリの底知れぬ実力にただただ感服するばかりでした。

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直ちに現場へ急行!
とばかりに電車を降り、振り返るとまたもやアンパンマン電車!

我が静岡市も"さくらももこさんが書いたちびまる子ちゃんなんだけど実はちびまる子ちゃんじゃないキャラクターが「静岡市はいいねぇ」と言ってるアニメ"等で押していますが、作者やなせたかし氏の郷里である高知のアンパンマン信仰の徹底ぶりは強烈です。

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で、これがはりまや橋です。

どうですか、なんともガッカリでしょう。

しかし、地元の方々がはりまや橋の袂で観光ガイドをしてくれています。
観光客を少しでももてなそうという地元の熱意を感じ取ることが出来ました。

また少しでもガッカリ感を和らげようと、こんなものまであります。

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本物?のはりまや橋の脇にあります。

また、はりまや橋の下は地下道のようになっていて、

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かつて使われていた、はりまや橋の欄干が展示されています。

その他にも地元高知出身の著名人のパネルが展示されています。
坂本龍馬はもちろん、山内一豊、山内容堂、吉田東洋や武市瑞山(半平太)、中岡慎太郎、板垣退助など幕末から明治にかけて日本を動かした蒼々たる顔ぶれです。

ならば、向かうは高知城です。

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高々とそびえる天守閣。

板垣退助の銅像や、山内一豊の妻、千代の像もありました。

山内一豊は掛川城主の経歴もあり、静岡県にも縁のある人物です。


土佐と言えば、なんと言っても坂本龍馬。

今年四月に京都に行った時、近江屋の後を訪れましたが、
今度は龍馬生誕の地を訪れました。

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上町2丁目電停近くの上町病院の敷地内に碑がおかれています。

周囲を写真に収めていると、チャリンコに乗った小太りな兄ちゃんが現れました。

「よろしかったら写真お撮りしましょうか」と聞かれましたが
あまり自分の姿をとるのは好きではなく、申し訳ないと思いながらお断りしました。

すると、「バッジはもらいましたか?」と

よく見ると、病院の壁に"ご希望の方には病院の受付で記念にバッジを差し上げます"という張り紙がしてありました。
ということで、一緒に病院の受付に行き、もらってきました。

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「いやぁ、おかげさまで気づかずに帰ってしまうところでしたよ」と礼を言うと、小太りの兄ちゃんはチャリンコにまたがり、街の中に去っていきました。

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病院と、チャリンコで去っていく兄ちゃんの図。

心なしか誇らしげな背中に見えました。


さて、駅の案内地図で武市瑞山やと吉田東洋の碑があるといった案内を見た記憶があるので、記憶のある場所に行って見ることにしました。

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帯屋町という辺りなのですが、アーケード街です。
しかし、商店街の地図ではよく分からず.....

後で調べて見たんですが、もう少しのところまで行っていましたorz


その後高知市立自由民権記念館へ
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板垣退助に因んで設けられたもののようです。

展示品を拝見しましたが、当時の日本が近代国家に脱皮すべく自由を求めて戦った道筋が、資料などと共に展示されています。
その中で、命がけの戦いがあり、多くの血が流れたことが克明に記されていました。

今の世も多くの政治家が「改革」といいつつ政権とポストを求めて不毛な戦いを続けています。
そんなものを見ているので、当時ももしかすると権力目当ての人物がいたのかもな...等とつい考えてしまいます。
(まぁ、中には本当にいたんでしょうけど)
ただ、今の世において血が流れることもなく、その意味では平和でいい時代なのかも知れません。


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駆け足の3時間強はあっという間に過ぎてしまい、高知龍馬空港にバスで向かいます。