24日のANA機体メンテナンスセンター見学の後
25日~26日で東北方面を巡ってきました。
25日は東北新幹線で盛岡入りし、平泉を訪ねて一ノ関までの行程です。
往路ははやぶさ号で盛岡まで。
後になって今年3月にデビューしたスーパーこまちにしておくんだったと後悔。
フェラーリのデザイナーがデザインに加わったとか。
そう言えばなんとなくこの赤といい、そんな雰囲気を醸し出しているような気がします。
一昨年、震災ボランティアに初めて出掛けた頃、はやぶさがデビュー間もない頃で、グランスラスを中心にカメラを持った人でいっぱいでした。
もっぱら今は赤い方に人気が集中。
しかし、この300km/hコンビ。なかなか格好良いです。
で、こちらに乗車。
大宮を出たところで大体5割程度の乗車率です。
大宮の先で並んで走っていた上越新幹線の線路があっという間に離れて視界から消えていく光景を見ると
これから東北へ旅立つのだという感慨がわいてきます。
奥の細道のように今生の別れになるかも知れないというような感慨ではありませんが、やはりココロに感じるものはあります。
関東平野はずっと曇り空。
昨日の晴れが嘘のようにどんよりした天気です。
白河の関を超えた後は抜けるような青空に。
安達太良山や蔵王連山はまだ雪を頂いており、北国の春が一足遅いことを実感させてくれます。
仙台を過ぎると、水田が大きく広がってきます。
水を張った水田がまるで鏡を敷き詰めたかのよう。
青空、白い雲、背後の山々を緑の額縁の中に映し出します。
盛岡でスーパーこまちを切り離し、こまちは秋田へ。
やっとこさ来ました盛岡へ。
実は盛岡出身の方に今まで何人かお会いして「是非来て下さい」なんて言われたものの来る機会がありませんでした。
岩手県はいま朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に沸いています。
舞台は沿岸部の久慈市ですが、盛岡でも幟やポスターがいっぱいです。
予定の滞在時間は2時間ほど。市内巡回バスに乗ることにしました。
初めに訪れたのは啄木新婚の家。
石川啄木が新婚生活を送った家です。
入場は無料。
奥の四畳半が啄木と節子の部屋だったといいます。
二人は今で言う中学生くらいの年頃からつきあい始めていて
啄木は明治時代に東京と盛岡を行ったり来たりしていたようで、仙台でと週下車をして羽を伸ばしていたため、結婚式にも現れなかったのだとか。
途中、携帯をやりながら運転しているトラックにバスが危うくぶつけられそうになったりしたのですが、ぐるり巡って盛岡城趾へ。
新幹線を降りた時は肌寒かったのですが、陽射しがでてきて少し暖かくなりました。
でも、静岡でたとえればゴールデンウイーク直前くらいの感じです。
静岡ではゴールデンウイーク前半あたりまでが見頃になる藤の花が今まさに満開でした。
岩手の産んだ偉人・新渡戸稲造。前の五千円札の肖像になった方です。
そして盛岡地裁の前庭にあるのが
この石割桜です。
スパッと割れた石の間から。
強い生命力を感じます。
〆は駅にある「はやて」と言う立ち食いそばお店で「はやて冷麺」を。
しかし、立ち食いそばなのに出てくるのに5分かかる「はやて冷麺」です。
盛岡からは東北本線の普通列車で南下。
平泉までなら乗り継ぎの関係で新幹線に乗るのと大して所用時間が変わらないのです。
途中、北上駅で列車を乗り継ぎ平泉へ。
東北ならではの荒涼とした田園風景を満喫しました。
そして平泉へ。