ふじのくに士民協働事業仕分け 事前勉強会 | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

今年も10月13日、14日に行われる静岡県の「ふじのくに士民協働事業仕分け」の事前勉強会が1日に県庁で行われました。

事前勉強会は、当日行う議論の論点整理が主な作業です。
当日は60分で議論を行いますが、60分というのは長いようで短いです。
いろいろなことを深く掘り下げて....というわけにはいきません。
ですから、事業の評価を判断するのに必要なことに絞って、「決め討ち」するのです。

さらに、判定を行うのは県民評価人の皆さんですから、事前にまとめられた資料をさらに分かりやすいものにしてもらうよう、事業を行い部署にリクエストすることも必要です。
昨年は呆れてしまうほどの出来のものもあり、質問事項、要望事項を出し、当日は充実した資料を出してもらえた事業もありましたので、これはとても重要な作業です。

今年いただいた暫定便の仕様でも、グラフに数値が示されているものの、何の数値なのか意味が分からないものがあったり、効率的に事業を展開していることをアピールしているものの、その正当性を裏付ける数値が示されていないものがあったりしました。早いうちに気づいていたものについては事前の質問書を提出し、今回回答をもらい、今回の勉強会で必要とされts異様については仕分け当日までに用意していただくことになります。


今回もらった回答で気になったのは「この点については既に事業仕分けを実施している」といった記述があったことでした。
仕分け人の立場としては「事業仕分けをやったから議論する必要はない」と言われているのであればとんでもない話で、事業仕分けの議論結果をどう生かし、改善につながっているか否かについて逆に丁寧な説明を求めたいくらいです。

また、ある分野については各事業の位置づけや役割分担が理解出来ず、個別の事業の位置づけについて大局から見たいと思うものもありました。他の委員の方も同じことを感じられたようで、全体の説明を事業部局に求めることにしました。

そして一番違和感を感じたのが事業のタイトルと中身があっていないということです。

最近は「安心・安全」「おもてなし」といったキーワードが多用されているのですが、「安全」の検査を機械的にやっているだけで「安心」とまで言ってしまっていたり、「おもてなし」といいつつ、広報事業に比重が置かれてしまっている物があったりで、事前質問もしたのですが回答が腑に落ちないものがありました。もっともこの点については最終的に県民判定人の皆様の価値観に依るところになるでしょう。


多くの人に納得してもらえて、のちの施策に役に立ててもらえるような仕分けにしたいものです。
そうでなければ我々が税金の無駄遣いだといわれてしまいますからね。