桜の京都  哲学の道・貴船・糺の森を訪ねて | はい、タケコプター

はい、タケコプター

備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

春の京都を訪れたのは3年前のこと。
それから京都を訪れることもなく、久々に思い立ちました。

画像

朝一番のひかり号に乗車。
生憎の雨模様です。

画像

画像

静岡からの乗車は6割程度。
土曜の朝イチでもこんな状態なのかという感じです。


画像

名古屋を出ると満席に。
ツアー客のようです。添乗員が朝食の弁当を配ったりと急に賑やかになりました。

沿線に目をやるとあちらこちらで桜の花が満開です。
静岡ではもう最終盤ですが、今が見頃というところもまだ多いようです。


画像

8:00ちょっと過ぎに京都に到着。

早すぎの感もありますが、京都を一日楽しむにはこの時間につくのはむしろちょうどいいくらいです。


画像

今日はスケジュール的にも、1,200円の京都観光一日乗車券より、市バス専用の500円の一日乗車券が有利と判断しました。

まずは銀閣寺方面へ。

画像

バスはもうぎゅうぎゅう詰めです。
東京6時発の「のぞみ」2本も先ほどの「ひかり」に続いて到着しますので混雑するのでしょう。

画像

30分ほどで銀閣寺の前へ。
今回もまた哲学の道を歩くことにしました。

3年前に来た時は出遅れたのではないかと思ったのですが、冷え込みがあって桜が長持ちしていました。
今日はそれよりも5日ほど遅いのですが、幸いなことに見頃でした。
今年は本当に寒かったですからね。


画像

さっそく歩いてみました。

画像

天気予報によると、大阪や名古屋では朝には雨が上がると言うことでしたが未だに雨が降り続いています。
小雨に濡れた桜の花も良いものです。

画像

雨のためやや人は少なめ。
それでも結構歩いています。

画像

ところどころ、桜の根を養生するために小径への立ち入りを制限している場所があります。

しかし、これが逆に写真を撮るには非常にいいポイントになります。

正直言って、人が写っているといい絵になりませんし、
それどころかクレームをつけられる恐れすらありますからね。

画像

新幹線の車内に傘を置き忘れてしまい、時折強まる雨に困っていましたが
沿道の商店の軒先をはしごさせてもらいました。

その間を縫って写真に納めました。

画像

沿道のお寺に「幸せ地蔵尊」がありましたので、参拝します。
なんか本当に幸せになれそうな雰囲気がしたもので。

画像

願い事別に線香があります。

画像

ご覧の通りです。


貴船へ。

画像

貴船へは出町柳から叡山電車で行きます。
出町柳からの往復切符も券売機で買えます(割引はありません)。

画像

鞍馬の山に向かって電車はグイグイと登って終点のひとつ手前の貴船口で下車。

画像

ここからは歩くかバスです。

画像

歩けば25分ほどかかるそうですので、時間短縮のためバスに乗ることにしました。

画像

こんな感じのマイクロバスよりちょっと大きめくらいのバス。

こんなバスでも途中行き違いが難しいようなところもありましたので、歩くのはちょっと危険かも知れません。
バスに乗って良かったなと思いました。


画像

バスを降りてさらに5分くらい坂道を歩きます。

すると赤鳥居と本宮に至る石段が現れます。
このアングルは貴船名物です。

画像

石段は84段ほど有るそうですが、それほど急でもありません。

本宮を詣でたあと、奥宮に向かいます。

奥宮までは500m。6~7分かかります。
途中に中宮の「結社」が有りますが、順序としては奥宮をお先にと言うことですので
まずは奥宮へ。

沿道には旅館や料理屋が連担します。
ここ貴船は夏の河床が有名ですからね。
ところどころで準備をしているような様子も見られました。


画像

奥宮の鳥居の手前に「相生の杉」があります。

画像

同じ根から生えた2本の杉は樹齢千年。
相生=相老につながり、夫婦がいつまでも仲良くという思いも込められているそうです。


画像

そして奥宮へ

画像

苔むした杉並木には杉の甘い香りが漂います。

画像

画像

奥宮へ。

社殿は修復中ですが、独特の空気感が漂います。
パワースポットに数えられていますが、それも良くわかります。

画像

画像

ご神木の「連理の杉」です。
糺の森の「連理の賢木」と同じように2本の木が一体化しています。

画像

画像

そして結宮へ。

縁結びの神様です。

画像

こちらも社殿の改築中。

天の磐船です。

貴船神社は水の神様だと言うことですので、船との関わりも深いのでしょう。


深い森と豊かな水。
森と水は切っても切れない縁にあることがよくわかります。

京都の奥深くのこの貴船の地。
来てみて良かったと思います。

画像

叡電で出町柳へ戻ります。

画像

貴船より低いところは桜が満開です。
車内から花見を楽しめました。


画像

そして、毎回欠かさない下鴨神社へ。

画像

糺の森には桜の木がほとんどないのですが、
門前に一本の大きな桜の木があり、桜吹雪になっていました。

挙式も多いようで、白無垢姿の花嫁さんを複数見かけました。

画像

すっかり天気も良くなりました。
御手洗池から見る境内は朱塗りもまばゆいほどです。

画像

帰りに境内の茶屋で「申餅」(さるもち)を戴きました。
境内の茶屋はまだ新しく、今回初めてみたような気がします。

画像

店内にこんな置物が。

画像

画像

猿の置物です。

これは鬼門の魔除けの意味があるそうです。
鬼門に猿というのは今まで知りませんでした。

画像

糺の森は新緑が芽にまばゆく、若葉の季節の到来を語りかけてくれているかのようです。


下鴨神社を辞したあと、バスで四条河原町へ。

画像

八坂神社まで歩くことにしましたが、凄い人の数。
歩道も渋滞しています。

先日祇園であったひき逃げ事件の現場も通りましたが、路面に白いチョークで「メガネケース」「デイリーヤマザキの袋」などと書かれていて、生々しさに心が痛みました。

画像

周りで人が多いわりには境内は案外人が少なく、拍子抜けしました。
円山公園に桜を見に来た人が多かったのでしょうか。

画像

昔、いろいろあった場所のことを思い出し当時の場所を探しに裏通りを歩いてみました。

画像

結局、その場所は見つけられず。

景観に関して規制の厳しい京都ではスターバックスもこんな風にアレンジされるのですね。


画像

四条河原町と言えば、坂本龍馬が暗殺された場所、近江屋の跡地を知りたいと思い歩いてみました。

河原町通り沿いに容易に見つけることができました。

画像

立て札はサークルKの店頭に立っていますが、実際の近江屋の跡はこの南側だったと言われています。

しかし南隣だと間口が狭いからその向こうあたりまで?
いや、間口はそんな広くなかったかも知れません。


今回も宿泊先は大阪にしました。
JRの新快速に乗って大阪まで。

画像

大阪駅も再開発の工事がほぼ終わって駅ビルも開業しました。

このあたりの雰囲気は名古屋駅桜通口によく似ているような気がします。

だいぶ歩いたので足の裏も痛くて早々に宿泊先に向かいました。