この前福岡の旅行に行った時、福岡空港で見たのが最後ってことになりそうだ。
YS-11に乗ったのは一度きり。
北海道の空からYS-11が消える直前の函館-札幌丘珠便だった。
プロペラ機に乗るのはこのときが初めてで、内装は、もはやだいぶ古くさく、ジェット機に比べてちょっと頼りないような感じだったけど、欧米製の旅客機とは違ってあちこちに日本語表記があり、その辺は親しみやすい印象であった。
プロペラ機の場合ジェット機に比べて低空を飛ぶから、天気が良ければ窓の外の景色は存分に堪能できる。
このときは、雲ひとつない快晴。
春まだ浅い4月の北の空はすばらしい景色を用意して、私を迎えてくれた。
離陸してすぐに見える函館五稜郭、まん丸い倶多楽湖、支笏湖など。
スキー場の人影なんかもはっきり見える。
45分ほどのフライトだったけど、とても印象に残るフライトだった。
消えゆく日の丸の名機に惜しみない拍手を送りたい!