天使が通り過ぎる時 | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

会話が途切れて訪れる沈黙。
それを「天使が通り過ぎる時」と言うらしい。

友人と電話している時にそういう場面に良く出くわす。
電話なら沈黙してしまえばそれで終わってしまえばいいのだが、やはり繋がっていたいからなのか、電話を切れずに何となく、くぐもったような気分になる。
この点を友人T君から「良くない癖」と指摘された。

以前、先輩からいい人がいるから会ってみろと紹介され、ある女性と会った。その人、やたらにやる気満々で、約束の場所に先輩が連れてくる手筈だったのをそれを断って一人でやってきた。
会話は弾んだものの、終始押され気味の印象。多少「疲れた」と思った瞬間、天使が通り過ぎる時が訪れた。
何とか相手と顔を合わせ「ニコッ」としてみたつもりだったが、やる気満々のお相手にはそれが致命傷だったようで、手のひらを返したように退散していった。

しかし、この「天使が通り過ぎる時」は、親しい友人や、家族と一緒にいる時には、むしろ信頼感や安心感を感じさせてくれる瞬間であったりする。映画だと、押し黙った男女がロマンチックに...なんてシーンは良くあることだし。

この「良くない癖」を何とか良い方に使えないかな。