本当に大惨事だ。
浪人中予備校の寮でラジオのニュースに耳を傾けたことを思い出す。
あれは信楽高原鉄道の事故の時だった。
今回はあの時を超える犠牲者の数。
とにかく恐ろしい事故だ。迂闊な運転士が軽い気持ちでハンドルを握った結果のような気がしてならない。
ところで、先程見たニュースで電車は伊丹駅から現場手前の駅まで平均約108km/hのスピードで走っていたことになると伝えていた。
しかし、これは加速の段階も含むのだろう。
ネットで事故車の加速性能を調べたら、毎秒2.5kmらしい。
ラフに120km/hに到達するまでの加速を考えると、この時間が48秒。
ここで単純に2.5kmずつ加速していくとすると、加速段階の平均時速は60km/h。
これが48秒間だから、加速に要する距離は800m。
走行距離3.3kmから800mを引いて、巡航段階の距離は2.5km。
走行時間は1分50秒から48秒を引いて62秒。
2.5kmを62秒で走るには、なんと平均約145km/h。
このスピードなら、異常な早さだったという乗客の証言とも一致しそうだが。
※あくまでも超ラフな計算だし、数字は正確ではないかも知れないのであしからず。