四国連絡特急殺人事件 | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

本屋で懐かしいタイトルを見つけた。
西村京太郎のトラベルミステリー「四国連絡特急殺人事件 」だ。

中学時代に読んだこの本。今や本当に過去の話となってしまった。

この作品は登場人物が多く、さらに高松、高知など
土地勘がないと紛らわしい地名が多くて、何度か読み返したものだ。

私の記憶が確かならば、四国のお遍路に出た老人が殺されて、
殺人容疑をかけられた男が、特急「南風1号」の車内で殺害される。
そして捜査線上に浮かんだ新たな容疑者には、事件前日夕方まで
東京にいたというアリバイがあり、当日高知に行って凶行に及ぶのは無理なはず....
だったが、特急「瀬戸」に乗り、宇高連絡船で高松に渡ると、
そこに「南風1号」が待っている....だったと思う。

瀬戸大橋が開通し、連絡船もなくなってしまった今では
もはや過去の話である。

特急「南風」と言えば、今月初めに宿毛駅で衝突事故があった。
あの時は堤義明氏の逮捕と重なったことや、
大事故ながら乗客が少なかったことなどもあり、扱いは小さかったと思う。

しかしながら、事故に関するのニュースを見るとなにやら非常に謎めいている。
空白の65秒の間に何があったのか?
こちらの謎解きにも興味を持つところである。