大道、涙の引退「野球人生全う」…最後の南海戦士 スポーツ報知 10月30日(土)8時0分配信
巨人の大道典嘉内野手(41)が29日、現役引退を発表した。都内の球団事務所で記者会見し、「悔いが残ってやめていく選手が多い中、全く悔いなく野球人生を全うすることができました」と23年間を振り返った。
1988年に三重・明野高からドラフト4位で南海(現ソフトバンク)に入団。2007年に巨人へ移籍した大ベテランは3度の日本一に貢献した。「10月に1軍に上げてもらったんですけど、直球に詰まる場面が多くなって、これじゃ1軍では無理だなと感じました」。南海在籍者では現役最後の一人だった大ベテランは理由を説明した。
終始明るい表情だったが、4月にくも膜下出血で亡くなった木村拓也コーチの名前を口にした瞬間、言葉を詰まらせた。「今年は木村コーチがああいうことになって、その分まで頑張ろうという一年だった。仏壇に拝んで、墓に行って、あいつの好きなビールをたらふくかけてやりたいなと思います」と涙をこぼした。
原監督からはこの日、電話で感謝の言葉を伝えられた。「巨人での4年間は本当に良かったと思います」。左キラーの代打の職人として、昨季までのリーグ3連覇に貢献したことを思い出として挙げた。今後は野球を勉強し直し、将来的にコーチとして球界復帰したい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101029-00000313-sph-base
年齢が年齢だし、今年は一軍での出番がなかったので、もしかすると今年で終わりかなと思ったのですが、やはりこうなりました。
やっぱり残念ですよね。最後の南海選手、そしてジャイアンツではいぶし銀としてシブい活躍。
ジャイアンツ三連覇はキムタク・大道の両ベテランの活躍抜きには決して語ることはできないでしょう。
今年、ジャイアンツが今ひとつさえなかったのも勝負どころでチャンスをモノにできるベテランがいなかったこともあると思思います。
失礼ながら、バットを異様に短く持っているスタイルで打席に立っているのを見たときは「なんでチャンスなのにこんなへなちょこバッターを出してくるんだ?」と思ったのですが、そこできっちり結果を出してくるのを見て納得したものです。
木村コーチが急逝されるという悲しい出来事もあり、ベテラン同士でタッグを組んできた大道選手も辛かったでしょう。会見で涙ながらに話しているのを見て「本当に戦友だったんだなぁ」と思いました。
いずれ、コーチになって復帰し、あの粘りのバッティングができる後継者を育てて欲しいですね。
お疲れ様でした。