ANA293便 | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

一昨年見た山陰本線余部鉄橋が、今年秋には新しい橋に取って代わられることになりました。
最後の勇姿が見たいと思い、さらに一昨年の旅行 は予定がタイトで城崎で時間がとれなかったことが心残りで、再び行くことを決心しました。

しかし、列車で現地に行くのは時間的にも大変だし、観光地に行く列車だから泥酔に近い団体旅行のオッサンらと一緒で雰囲気もよろしくないと言うことで、今回は羽田から朝一番の便で鳥取へ飛び、鳥取から途中下車しながら巡ることにしました。




京急蒲田

前日、静岡から蒲田まで移動して蒲田に前泊。

5:40にホテルをチェックアウトして羽田空港に向かいます。




羽田空港第二ターミナル

日本航空の破綻で日本の航空業界はこれから大変革を迫られそうな予感

。今年秋にはD滑走路も完成しますし、第2ターミナルも拡張されます。



専用ゲート

今日はプレミアムクラスを予約していますので、専用検査レーンを利用します。

普通席のカウンターもプレミアムクラスのカウンターもいっぱいですね。

これから航空会社間の競争が激しくなり、コストダウンが一段と求められるようになると、それこそ各社こぞってLCC路線に突っ走り、こんなサービスはなくなるかもしれません。



ラウンジを初めて体験。プレミアムクラスを利用するときは「上カルビのあとの並カルビ状態」を回避すべく大抵帰りだけの利用で、羽田など主要空港のみでしか利用できないラウンジには入ったことがありませんでした。

いつもはラウンジの前を羨望の目で見て通っていましたが、興味津々で入ってみます。




ラウンジ

それほど広い印象ではありません。

土曜の早朝なので入りは2割くらいでしょうか。



ラウンジ

無線LANも利用可能ですが、NTT系の公衆無線LAN限定です。

HOTSPOTにつないでメールチェックや旅先の情報を見たりしました。

もちろんモバイルコンセントもあります。



ラウンジ

ドリンクはコーヒーやジュースなどのソフトドリンクや、アルコール類もあります。

あと、新聞・雑誌もおいてあります。



ラウンジ

空がだんだん明るくなってしました。

空港の広々した雰囲気を味わいたいならラウンジは要らないかもしれませんね。

どちらかというと僕もそちら派だったり。



ラウンジ

空港の広い雰囲気を味わうと言っても、歩く距離が長すぎるのは困りものです。

これ以上羽田を拡張し、発着便が増えたらどうなるんでしょうね。

ターミナルはこれ以上大きくできないそうですが、不評のバス搭乗は間違いなく増えるでしょうし、飛行機に乗っても離陸の順番待ちが長くなったり、D滑走路など遙か彼方にあるのですから、地上を延々タキシングすることになるでしょうね。なぜ羽田ばかりにこだわるのか分かりません。

集中すれば利便性もよくなりますが、集中しすぎると却って不効率になります。

特にアジア向け旅客は関空や那覇経由になるような施策を講じた方がいいと思うんですけどね。


一番端にある68番スポットにたどり着いたら既に搭乗が始まっていました。



JA51AN

本日の機材は、ボーイング737-800、JA51ANと言うことは、前回米子から羽田まで乗った のと同じ機材です。

ほぼ定刻にドアクローズ。ちょうどその時、東の空に太陽が顔を出しました。


日の出とともに旅行の始まりというところでしょうか。




三浦半島

34Rから離陸。澄み切った朝の空気の中、朝日に照らし出された東京の景色は圧巻です。

気流が今ひとつよくないようで、エアポケットに入ってズーンと沈むような感覚があったりします。



JA51AN

江ノ島が見えてきました。

オレの家....



近くないです。




JA51AN

今日のシートナンバーは2A。

富士山を見たいからA列を選択しました。

米子から帰ってきたときもこの席でしたので、全く同じ席に二度乗ったことになりますね。

前回は夕日を背にしての飛行でしたが、今日は朝日を背にして飛びます。



富士山

富士山が綺麗に見えます。

静岡県では2月23日は富士山の日にして学校を休みにしようという流れになっています。

静岡、山梨では他に代え難いシンボルですからね。


窓に張り付いて写真を撮っていると、CAさんも窓を覗いて「富士山が綺麗に見えますね」と確認し、すかさず機内アナウンスを入れていました。

ちなみにプレミアムクラスは7席が空席。

貸し切り状態です。普通席もそれほど乗っていないようです。

オーディオの調子が悪いとCAさんがお詫びに来てくれましたが、iPodがありますからそれほど影響はありませんでした。



プレミアムクラスの朝食

朝食の時間です。




プレミアムクラスの朝食

■地中海風魚介のスープ

玉葱・リーキ・セロリ・マッシュルーム・トマト・海老・浅利・イカ・帆立貝柱・ムール貝・赤魚・ポテト・ミックスハーブ


■パン

バケット


■サラダ

ブロッコリー・カリフラワー・隠元・赤ピーマン・黄ピーマン・玉葱・チェリートマト・グリーンオリーブ・ブラックオリーブ


■デザート

トロピカルフルーツミックス・ヨーグルトソース・ペパーミント


(304kcal)

スープがいいですね。

魚介類の具がイロイロ入っています。それとハーブの香りがスープ、サラダ共によく効いています。



コーヒー

紅茶もいただきましたが、アップルの香りが非常によかったです。

コーヒーはゴボウとチョコのクッキーと一緒にいただきました。

クッキーは甘すぎず、大きさもちょうどよいですね。



クルージング

下に琵琶湖が見えるころ操縦席からのご挨拶がありました。

キャプテンからのアナウンスによると、「今日はジェット気流に逆らって飛んでいるため鳥取着が10分ほど遅れる見込み」だそうです。

窓の外を見ていると雲がもの凄い勢いで後方に流れていきます。


舞鶴上空あたりから徐々に高度を下げていきます。

太平洋側は快晴でしたが日本海側は厚い雲に覆われています。


厚い雲の中に潜っていると、山陰地方特有の曇り空の風景になりました。

海上は相当時化ているようで、少々思いやられます。


滑走路が見えてだんだん近づいているはずですが、途中からエンジン出力が上がり、左にターン。

やり直しか?と思いましたが、やり直しにしては高度が上がらず右の窓越しに滑走路が見えたので「周回進入だ」と一安心。

水平飛行とは言え、案外ピッチアップしてるんですね。


鳥取砂丘を見下ろしながら右旋回して滑走路にタッチダウンしました。


「プレミアムクラスのお客様からご案内します」というアナウンスがありましたので、他の皆様もお急ぎでしょうから滞ってはいけないと速攻で準備。 お陰で一番乗りとなりました。


これからバスで鳥取駅へ向かいます。