サンライズ出雲の旅 | はい、タケコプター

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備忘録としての日記です。よろしかったらご覧下さい。

3日~4日にかけて。出雲へ旅行に行ってきました。
往路は寝台特急・サンライズ出雲の旅です。

サンライズ出雲は東京駅を22:00に出て、静岡駅は翌0:20発。
駅前広場
23:55の静岡駅北口地下広場の様子。人影がほとんどありません。
東京ならば最後の帰宅ラッシュの時間帯なんですけどね。


静岡駅コンコース
掛川駅のようにがらんとしたコンコース。


新幹線のりば
新幹線も本日分は全て終了。
駅員が撤収準備?をしています。


静岡駅在来線改札
静岡駅発の終電も出たあとで、当駅止まりが数本あるほかは
本日分の出発はサンライズ瀬戸・出雲を残すのみ。
大垣夜行もなくなっちゃったみたいですからね。

今日の個室
サンライズ瀬戸・出雲は静岡駅に定刻に到着しました。
ホームには10人ほどの利用者。
指定の車両は14号車で、乗り込もうとすると寝間着を着て歯磨きをしているお姉様がいきなり顔を出してきてビックリ。
さすがにバツが悪かったのか脱兎のごとく車内へ逃げ込んでいきました。

静岡駅は定刻に発車。程なくして車掌が検札に訪れ個室に落ち着きました。
14号車の27番個室。シングルです。
もっと狭いかと思いましたが、それほど窮屈でもなくそこそこ快適です。

今日の個室
寝間着、毛布、枕が用意されています。
さっきのお姉様の着ていた寝間着と同じです。
上に乗っているパンフレットは個室の簡単な紹介。シングルが「おすすめ」だそうです。

今日の個室
縦長の姿見の鏡やひげそり用のコンセントが装備されています。
ビジネスマンの利用を想定しているのかなと垣間見えます。
携帯充電用としても使えますからね。

今日の個室
サンライズがデビューしたのは10年ちょっと前。
昼間焼津駅で試運転しているのを見たことがありますが、夜走っているのを見る機会はなかなかありません。
当時、ミサワホームが出していた小冊子で、このサンライズの車両をJRと共同開発したと紹介していました。

列車の個室といえば、どうも金属のハコ的なイメージが強かったんですが、住宅メーカーのセンスが取り入れられて落ち着いたインテリアになっています。
切符を取るときはあえて2階をお願いしました。
鉄道ファンが作っているサイトを事前に見たところ車両の端の部屋が高さがあってオススメだと紹介されていましたけど、写真を見て2階の空まで見えるRのついた窓が気に入ったからです。

浜松駅
ちょっとウトウトしかかっていると浜松駅に到着。
新幹線のホームに車両が止まっているのが見えます。明日の始発がもう用意されているんですね。

窓のブラインドを下ろして寝ることにします。

名古屋駅
ふと目が覚めて、ブラインドを開け外を見ると、どうやら大高のあたりを走っている様子。オリンピック決選投票の結果が気になって、W-zero3でYahooニュースを見ると、案の定落選。

気づくと名古屋駅。きしめんスタンド前に止まりました。
一番うしろの14号車ですから、ホームの端のきしめんスタンドが目の前にあるわけです。

米原駅
次に目が覚めたのが米原駅。
実は米原~山科までの間はまだ乗ったことがなく、外を見てみたいのですが、やっぱり眠いので寝ることにしました。京都で起きて東寺でも見られればいいと思いつつ。

大阪駅
カランコロンと鉄橋を渡る音に気づいたので、お!鴨川か?
と思って外を見てみると川幅が広いし、高いビルも見えるのでちがうだろうなぁ、と思ったのですが.... 橋を渡り終えて周りを見ていると「豊崎」の文字が見えたので、ああ、大阪だなぁと思っていると、大阪駅のホームに滑り込み停車しました。

夜明け
「おはようございます」
と車内放送が入って目覚めると、山の端が白んでいました。
日の出直前を選んで車掌さんが放送を入れてくれたんでしょうか、本当に日の出寸前でした。

どこかなぁと思って外を見ていると「和気町体育館」という建物が見えました。
岡山でサンライズ瀬戸と出雲を切り離す旨の放送があったので、見物を決めました。

夜明け
そして日の出を迎えました。
夜を旅して感動を覚えるのがこの日の出の時です。

岡山駅
ここでサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離しをします。
瀬戸号は瀬戸大橋を渡って高松へ。出雲号はそのまま山陽本線を倉敷まで走ったあと、伯備線で中国山地を越えて出雲へ。
瀬戸号の方が前についているので、瀬戸号の方が先に発車していきます。

切り離し
切り離しを見る人が大勢。皆カメラor携帯を構えています。
小生は朝食を買いに売店へダッシュ。戻ると切り離し作業はほとんど終わって、瀬戸号が発車していくところでした。

瀬戸号四国へ
瀬戸号は赤ランプの余韻を残し、四国へ向けて発車。

準備万端
我らが出雲号も、連結器にカバーをかけて準備万端です。

朝
朝靄の中を走ります。すがすがしい光景です。

夜明け
伯備線は高梁川を遡るように走ります。
中国山地の風景が窓いっぱいに堪能できます。

とはいっても寝不足気味なのでもう少々惰眠をむさぼることに。

分水嶺
分水嶺のご案内のアナウンスが流れました。
鳥取県と岡山県の県境のトンネルを抜けるとそれまで瀬戸内側に流れていた高梁川を遡るように走っていたのがこんどは日本海へ注ぐ日野川に沿って下っていくとのこと。

下る
アナウンスどおりにトンネルを抜けると川の流れる向きが全く逆になりました。
昨年浜坂からの帰りに乗った特急はまかぜで、大雪の日本海側から次第に雪がなくなり、いつの間にか満天の星空になったのを思い出しました。

列車は右へ左へうねりながら、そして所々濃い霧の中を日野川に沿って下ってゆきます。
ねすみ男列車
米子駅構内でねずみ男列車発見。
電柱がかぶりましたが。

切符
山陰本線に入り列車は快調にとばします。
旅も残り1時間を切りました。

松江
松江まで来ればあともう少し。

朝の個室
すっかり陽も高くなり、午前の太陽が降り注ぐ個室ですが、
下車のため身支度を調えます。

到着
終点出雲市駅には定刻着。

サンライズ
老若男女、携帯やカメラを片手に先頭車両を写真に納めています。
我々が小学生の頃はブルートレインの筆入れや下敷きを持っているクラスメイトがいましたけど、ブルトレなき今はサンライズなんでしょうかね。


長旅におつきあいいただきありがとうございました。