帰りは例の如く東海道昼特急でしたが、東海道昼特急は7月から今年3月に開通した新名神にルートが変更されました。
今回乗ったのは大阪駅12:10発の東海道昼特急84号、東京駅行。
プレミアム昼特急に乗ろうと思ったんですが、高速バスネット
で予約を入れようとしたら中央列の席にしか空席がなかったため、1時間遅い便を選択。
3連休の最終日とあってほぼ満席になりました。
天気は生憎曇りから雨模様。
そういえば2月に大阪帰りで昼特急に乗った時は米原付近が大雪でした。
あと、もうひとつ変化があったのはシートベルト全席着用義務化でしょうか。
しかし、ほとんどしている人は見ません。
小生が初めて広島→名古屋の夜行バスに乗った前夜、東京から名古屋に向かっていた夜行バスが豊橋付近で積雪のためスリップして本線上から路肩に転落し、乗客に死傷者が出る事故がありました。
新聞記事によれば「死亡した乗客もベルトをしていれば助かった」とのことだったので、それ以来高速バスに乗る時は必ずベルトをしています。
吹田から名神へ。
いつも思うんですが、客席から見ていると吹田ジャンクションは複雑な迷路そのものですね。
高槻、大山崎で乗客はなく、京都で数人を載せたあと、一路名神を東京へ。
そして程なく、草津JCTから新名神へ進みます。
立命館大学のびわ湖草津キャンパスも見えます。
名神に比べて標高の高いところを走りますので、景色は良好。晴れていれば更にいいんですけどね。
全体的にはアップダウンは名神に比べれば少ないようです。橋やトンネルは3車線分用意されていますが、供用は2車線。
今までは彦根や米原、関ヶ原といったお馴染みの地名を見ると旅をしているなという感じがしたし、晴れた日には伊吹山が雄々しくそびえて千変万化の車窓でした。
それに比べれば途中のインターチェンジは信楽と土山の2カ所と少ないことや、トンネルが多い所為か単調に感じるのですが、とにかくスケールはデカイというのが印象です。
高い遮音壁もなく、ダブルデッカーの本領発揮といったところでしょうか。
休憩場所は甲南パーキングエリアです。
13:40着で14:00発。
名神経由の頃の養老は大阪12:10発の場合14:00過ぎてからの到着でしたから、少々早めになりました。
養老に比べれば売店は大分寂しいです。
スナック類もほんの少し、売店も小さめです。
但し、トイレは豪華です。朝顔がパーテーションで区切られたブースの中にありましたし、洗面台は乾燥までできる最新式ですから。
ここも景色は最高です。
小高い丘の上にあって、甲賀忍者の里、甲南町一帯が見渡せます。
また、スマートインターを作っている最中のようです。
車は少ないです。
大きな駐車場にパラパラッといった感じでしょうか。
新名神自体も通行量は少ないです。
開通して半年ですから、浸透するにはもう少し時間がかかりそうな印象です。
売店で「成田牧場
」というところのアイスを売っていましたけど、これはいいかもしれません。
甲南PAのすぐ脇に牧場が見えましたから、地物ですね。
次回は買ってみることにします。
こんな調子で旧東海道沿いに亀山まで。
土山サービスエリアもありましたが東海道に土山宿がありますからね。
(休憩は土山の方が良いと思いますが大人の事情、あるいは遅刻客対策?)
亀山JCTから東名阪へ。
一気に車の量が増えます。時期によっては渋滞しそうです。
さらに、四日市JCTから今度は伊勢湾岸道へ。
ここから三車線になり、海岸線を走ります。
名港トリトン(名港東大橋、名港中央大橋、名港西大橋)をわたり、大型船を横目に走る光景は新鮮です。
名神では養老を出ると単調でしたが、こちらは名古屋付近が最大の見どころですね。
そして豊田からは東名へ。
今日は非常に混雑しています。
三ヶ日で乗務員交代のあと浜名湖で休憩。
甲南の空きっぷりが嘘のような大混雑。
バスの駐車スペースにまで一般車が入り込んでます。
以前は名神からまっすぐ東名といった感じでしたけど、
今回は所要時間が短くなった割にいろいろな道路を走ってきた感じがしますね。
そういう意味では車窓の変化は大きくなったのかもしれません。
同じ東海道昼特急ですが非常に新鮮でした。
名神が好きな方は、中央道昼特急に乗れば名神の風景を楽しむことができます。
静岡からでは無理ですけどね。