昨今のエンタメがどうしようもないほど劣化して今後も期待できそうもない理由 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

しんどくて書く気力も湧かない話題なんですが・・・今回もまた先日の記事↓に続くような内容です。

 

 

『マッドマックス』の新作がここ29年でワースト1位となる興行収入だったらしく、遂にハリウッドの終焉か!?なんて事が言われています。

 

映画は内容が重要なのであって、お金(興収)の話なんてどうでもいいのですが、本作は今年公開の洋画の中ではそこそこ期待できそうな数少ない作品の1つだっただけに、ここまでコケたのは全くの予想外でした。

 

そして、この動画のコメント欄では・・・・・・

 

>マジでマッチョイズムの何が悪いのか全くわからん

80年90年代のアクション映画が一番面白いんだから

 

このような事が言われていましたが、まさにこの「マッチョイズム」の否定こそがハリウッドの凋落を招いた原因の1つだと思わずにはいられません。

 

多様性だ何だと屁理屈こねてないで、もっと脳筋で弾丸をばら撒け!

 

馬鹿の一つ覚えのようなダークな作風やリアリティ至上主義一辺倒にも食傷してるから、80年代みたく単純明快でスカッとさせてくれながらも骨のあるアクション映画をまた作ってくれよ~。

 

そうすれば、少なくとも毒にも薬にもならないような今の半端な映画よりはよほどマシになるだろうから。

 

もうヒーロー映画や小難しくて暗いだけのアクション映画には辟易してんだよ。

 

…と思うんですけどね(笑)

 

 

更にこちらの動画でも・・・・・・

 

『フュリオサ』を観てもいないのにフェミ映画と断定するのは短絡的過ぎやしないかと思ったのですが、話を聞いていくとなるほど・・・ここ10年で「女性は強く男性は必要ない」というようなフェミ映画を連発してきたハリウッドに対する拒絶反応が起きてしまっているのだと理解できました。

 

要はみんなポリコレアレルギーになって敏感体質になっているという事なんでしょうね。

 

これはもう完全にハリウッドの自業自得としか言いようがない。

 

 

そして、スターウォーズの方も相変わらず悪の皇帝が非常にお盛んのようで(笑)

 

いかにもキャスリーン・ケネディらしい物言いだと思いました。

 

今更、驚きなど1%もありません。

 

ここまでくると、もはやツッコミすら必要ないレベルですね。

 

Ep3でダークサイドに堕ちたアナキンが「手を組まないなら僕の敵だ」とオビワンに言ったのに対し、「シスらしい決め付けだ」と皮肉で返したオビワンのセリフを思い出しました。

 

 

>かつて映画は大衆を喜ばせる物だったのに、 今は大衆にケンカを売る物になったな

 

コメント欄にあったこのコメントが現状の悲惨さを的確に表現していると感じました。

 

 

ついでにもう1つ。

 

『アサシンクリード』の最新作に関して、日本が舞台となるのに主人公が黒人になった事でも物議を醸している件について。

 

私はこのシリーズは未プレイですし、武士を描くようなゲームは世界観的に好みではないので恐らく今後もプレイする事はないだろうからどうでもいいっちゃあどうでもいいんですが、今回取り上げた全ての件に共通して言えるのは「欧米社会が壊れてしまっている(特にアメリカ)」事が根本的な原因だと思うんですよ。

 

だから、正常な社会に戻らない限り、今後もエンタメ全般には何も期待できないと見ています。

 

残念ながら、この見解は極めて現実的です。

 

何故なら私自身、ここ10年で期待してきた物にことごとく裏切られっぱなしで来てますから。

 

もはや裏切られる事が当たり前過ぎて、絶望という感覚すら忘れてしまっていたほどに(笑)

 

だからこそ、本来は誰よりも新しもの好きで、病的なほどの飽き性である私のような人間でさえ過去(80年代)の物ばかり追いかけるようになってしまったのでしょうから。

 

 

もう10年以上はこのしょうもない茶番が続いているわけですが、この絶望的な状況は一体いつまで続くんでしょうかねえ。

 

そして、一部の声がデカいだけの連中の顔色をいつまで伺っているつもりなのかと。

 

まさか自分が生きている間に、しかもまだ元気に体が動く間にここまで狂った世の中になるなんて、若い頃には想像もできませんでした。

 

原因の1つは、人間がつまらなくなりすぎたせいだろうと思っています。

 

そして、世界的なスマホ(SNS)の普及も大きい。

 

それらのせいでどこに行こうが何をやっていようが面白くなくて、現実ではなくずっと悪夢の中にでもいるんじゃないかというような感覚が付きまとっている感じです。

 

ちなみに『フュリオサ』は今のところ観に行きたいとは考えています。

 

まずは『帰ってきた あぶない刑事』を観に行ってからですね。