キン肉マン騒動に思う事 | 後追い80's

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80年代カルチャー発掘備忘録

 

キン肉マン騒動は私が思っていたよりも深刻な流れになってきてるのかもしれない。

 

とにかく批判的な意見の方が多く目につく。

 

何故これほどの騒ぎになっているのか未だにピンとこないので、一応そういった意見の数々にも目を通してみたものの、やはりそこまで深刻に捉えるような問題だとは思えずにポカーンとしてしまっている。

 

だからこそ、もしこれでキン肉マンの人気が低迷していく流れになるとしたら、心底シラケてしまいそう。

 

個人的には嶋田先生の言動よりも、今回の件で離れていくファンがいるとしたら、そっちの方にガッカリしてしまう。

 

な~んだ、結局そんなもんだったのか~‥・と。

 

元々、ネットでの流行や話題性などにさほど関心が持てない人間なので、やっぱりネット上の盛り上がりなんてメッキが剥がれてしまえばこの程度のものなんだなという事を今回の件で確認できたというか。

 

私自身は、この程度の事で沈んでしまうキン肉マンではないと信じていますが。

 

 

このブログを始めて約6年間、趣味に関する様々な失望体験および批判記事を書いてきたけど、それらに比べたら今回の件なんて取るに足らないレベルだとしか思えないというのが正直な心境。

 

私からすれば、ディズニー版スターウォーズの方が遥かに許し難いし・・・(100%修正不可能)

 

ドラゴンボール超の存在の方がずっと害悪だと感じてしまうし・・・(今となってはもうどうでもいいけど)

 

財団B様の商売のやり方の方が遥かにタチが悪いし・・・(バンナム含む)

 

NIKEの売り方の方があくどいし・・・

 

80年代には30円で売っていた物を80円に値上げした挙句、シールは小さくなり、プリズムや3Dホロといった特別要素は復活させず、安っぽいコラボ展開ばかりやって、更にはそのコラボの中で誰得としか思えないスポーツ選手をねじ込んでくるという愚行に走り、チョコの味まで変わってしまったビックリマンの方がよほど酷いと思うし・・・

 

内容がこれっぽっちも面白くない上、過去の名作(頭文字D)にまで泥を塗り、作者の熱量すら全く伝わってこない『MFゴースト』なんていう、ふやけた続編作品の方がよっぽど失望させられたし・・・

 

近年流行っている『ファミコンミニ』を始めとするミニ商法の方がよほど阿漕だ。

 

 

これらに比べたら、今回の件なんて些細な問題に過ぎないとしか思えない。

 

というのも、上に挙げた失望体験では個人的に大きな被害を被っているけど、今回の件では何の実害も受けていないわけだから。

 

少なくとも現状ではまだ作品自体がつまらなくなったわけでもなく、ファン側が勝手に冷めたと言ってるだけで。

 

キン肉マンは肝心の本編がまだ面白いのだから全然恵まれてる。

 

好きな物を根本からぶち壊される悲しさに比べたら遥かに可愛いものだ。

 

しかも、それが大人の都合で金を生み出すマシンとして利用された結果もたらされた被害なだけに、尚更、許せない遺恨が残るわけで。

 

 

とはいえ、私は嶋田先生の言動を全肯定する気も無い。

 

今回の件でガッカリしているファンの気持ちを逆撫でるような「いいね」は誰の得にもならないから、やらない方が賢明だと思うし。

 

とりあえず、ツイッターには一刻も早く見切りをつけられた方がよろしいのではないかと。

 

もうこれ以上やるメリットも無いでしょうし。

 

 

あと、Web連載は雑誌から1週間遅れ、もしくは数日遅れで更新するというやり方に変えればいいのではないかと。

 

そうすれば、Web読者も心置きなく、読んですぐにネタバレ感想が書けるようになるわけだし。

 

その前に、雑誌で読んだ人達が先にネタバレ感想をツイートするかもしれないけど、そこは無料で読ませてもらっている副作用だと割り切って、ネタバレが目に入らないように工夫するとか、各自でやっていけば問題ないと思う。

 

 

 

ここ10年の間、コミックを始めいくつもの関連書籍を買ったり、アニメを観たり、フィギュアを買ったり、アニメ放送当時の懐かしグッズを入手したり、ゲームをプレイしたりしてきたけど・・・・・

 

そうやってキン肉マンに費やしてきた時間の全てが、作者のツイッター発言の1つや2つ程度でぶち壊しになるなんて事は、私にとってはあり得ない。

 

仮に嶋田先生からキン肉マンの感想をブログに書くなと言われたところで、冷めたりする事も一切ない。

 

私が冷める事があるとしたら、それは作品から熱量が感じられなくなった時だけ。

 

 

以下は、とあるサイトで目にしたコメントなのだが・・・

 

>一番最悪なのは騒動の影響で嶋田隆司が精神的にやられてしまいかねないことだ。作者の創作意欲がそがれないか、それだけが心配。Twitterの空気がどうあれ、作品自体の面白さがアップすればファンは熱狂できる。作品が失速するとファンが怒りだす。創作家が本当にやってはならないのは作品の劣化。

 

凄く共感できたし、これこそが全てだと思った。

 

 

面白ければ見るし、つまらなければ見ない。

 

シンプルにそれだけでいいと思うんだけどなぁ。

 

ほんとややこしい時代になったもんだ。

 

やっぱりスマホなんて物を誰でも持てるようになった事がそもそもの間違いな気がする。

 

 

キン肉マンと言えば、「大らかさ」が最大のウリのような漫画だと思うのだが、そんな漫画を楽しんでいる読者が、この程度の事で読むのをやめてしまうとしたら残念にしか思えない。

 

たかがこれぐらいの事、大らかに受け流そうよと思ってしまうのだが。
 

といっても、性格も価値観も人それぞれなわけだから仕方ないのかな。

 

 

私自身は今まで通り、軽~いノリで読んでいくつもり。

 

キン肉マンという作品が持つ性質上、それぐらいの距離感の方がちょうどいいから。