たった今、WOWOWで放送されたクリッパーズ-ロケッツ第7戦を観たところです。
第5戦が終了した際にブログにも書きましたが、やはり第6戦を落としてしまった事が、クリッパーズにとって“最悪のシナリオ”となったようです。
第1Qを観始めた時から、こりゃ今日は勝てないなと悟りました・・・。
途中で何度も観るのをやめようかと思いました。
勝利への強い執念を失ってしまったクリッパーズがボコボコにされる姿を眺めるだけの試合なんて、不愉快なだけなので。
でも、一応最後まで観ました。
正直、かなり失望しています。
怒りや悔しさは感じません。
「お疲れ様」と声をかけたくなるような心境でもありません。
ただただガッカリとしか言いようがなく、今あるのは虚脱感だけです・・・。
一時はあれだけ有利な状況でいながら、ちょっとした慢心と油断を突かれて一気に形勢逆転された。
正に、このセリフを実証するシリーズとなってしまったという印象です。
相手をスパーズと同等と考えて戦っていたら、また結果は違っていた事でしょう。
そんなシリーズだったからこそ納得がいかないし、この敗戦を快く受け入れる事が出来ないんだろうと思います。
どっちらけもいいとこでした。
今季NBAを観ていて、ここまでシラけたのは初めてです。
ウォリアーズが負けたわけではないのだから、そこまで落ち込む必要はないんだろうけど、何故か立ち直るのが難しいほどダメージを受けてます。
もうカンファレンスファイナルが始まってしまうので、気持ちを切り替えてウォリアーズの応援モードに入らなきゃいけないんですが、しばらく尾を引きそうな感覚です…。
あれだけ負けず嫌いのCP3でさえ、今日は勝利への執念がそこまで感じられませんでした。
負ければ終わりという切迫感、今日が人生で最後のゲームなんだというぐらいの必死さが見て取れませんでしたから。
通常なら、そういう感情を人一倍、表に出すはずなのに。
やはり、ファーストラウンドでスパーズ相手に全てを出し尽くしてしまったんでしょうか。
これでまた批判の矛先はCP3に向けられるかもしれませんね。
「CP3は持ってない」とか「やっぱり勝ちきれない男」とか、色んなレッテルを貼られるんでしょう。
でも、個人的にはCP3とグリフィンには非が無いと思ってます。
勝てなかったのは、単に周りの選手が力不足だったせいでしょう。
僕はシーズン中からベンチ層の薄さを指摘し、これではチャンピオンシップは見えないと何度も言ってきましたが、肝心なところでモロにそれが表面化した形となってしまいました。
毎年、クリッパーズのベンチは改善が必要と言い続けているんですが、何故か一向に改善されないんですよねぇ…。
あと、SFがバーンズというのも再考する必要があるのではないかと。
もっと安定した得点力のある選手が欲しいところです。
ベンチは、ジャマクロ以外、一掃していいと思いますね。
場合によってはジャマクロも…。
オースティンは成長すれば期待できそうな印象は受けたので、残して欲しい気もしますが。
ベンチさえ厚みがあれば、CP3&グリフィン&デアンドレの3本柱を中心に、まだ充分チャンピオンが狙えると思っています。
オフにはデアンドレの引き止めが最優先となるらしいですが、個人的にもデアンドレにはクリッパーズにいて欲しいと思いますね。
前回も書きましたが、何だかんだ言ってクリッパーズはガス欠だったんでしょう。
ファーストファウンドで、あまりにも魂を削り過ぎましたね。
まあ、それぐらいやらないと勝てない相手だったわけですが。
ここまで来て勝ちきれないのがクリッパーズらしいという皮肉めいた事も言われてますが、これには同調せざるを得ません。
いつも、あと一歩の所が弱い・・・。
今年はスパーズにあのような劇的な勝利を見せただけに、これまでとは一味違うのかと皆に思わせましたが、結局はクリッパーズだったという事なんでしょう。
ウォリアーズvsクリッパーズという夢のカンファレンスファイナルは実現しませんでした。
しかし、ウォリアーズキャバリアーズという“夢のファイナル”はまだ可能性が残されています。
ここからは、そこに望みを託して観戦していきたいと思います。
ネット上では、ロケッツが勝ち上がった事がウォリアーズにとって凄く追い風だという声がありますね。
確かにそうかもしれません。
クリッパーズは天敵ですし、因縁もありますし、昨季のファーストラウンドで苦汁を舐めさせられた相手でもありますから。
しかし、たとえ不利になるとしても、クリッパーズとの戦いが観たかった・・・。
ただただ無念です。
ちなみに、万が一、ファイナルがロケッツvsホークスになったら、僕は99%観る事はないでしょう(^_^;)