後追い80's

後追い80's

80年代カルチャー発掘備忘録

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これまで劇場で鑑賞した映画は早ければその日のうち、遅くとも翌日には感想記事をアップしていただけに、ここまで大幅に遅れてしまったのは初めてです。

 

そんなわけで、『アンジェントルメン』を4月23日(水)に観てきました。

 

 

 

007のモデルとなった人物が登場する実話ベースの物語

 

時代背景が第二次大戦でアクション満載

 

ガイ・リッチー監督&ジェリー・ブラッカイマー製作

 

という3つの理由だけでも観に行かないわけにはいきませんでした。

 

 

率直な感想ですが・・・悪くはなかったです。

 

後日、劇中の場面を振り返った際、自分が思っていた以上に見せ場が多かった事に気づいたのですが、何故か鑑賞直後はパッとしない印象が強かったんですよね。

 

その反動か、「あ~…なんかスターウォーズみたいなお祭り映画、劇場を出る時に幸福感で満たされるような華々しい大作映画が恋しいなぁ」としみじみ思いながら家路につきましたから。

 

本作は実話ベースと言われている割にはエンタメ方向に振っていて、アクションシーンも多め。

 

それなのに、どうして地味で冴えない印象になってしまったのか。

 

 

出演陣を1人ひとり見ても決して悪くはないんですよね。

 

ヘンリー・カヴィルは主役だけあって、むさくるしい髭面でも一番存在感があったし・・・

 

何と言っても「デンマークの怪力男」と呼ばれるラッセンを演じたアラン・リッチソンのムキムキっぷりが素晴らしかった。

ヘンリー・カヴィルもかなりのマッチョなはずなのに、それを忘れてしまうほどアラン・リッチソンの筋肉はインパクトがありましたね。

 

アラン・リッチソンは配信ドラマ『ジャック リーチャー -正義のアウトロー- 』でジャック・リーチャーを演じて人気を博しているようなので、今後が楽しみな俳優さんです。

 

彼を主演にシュワちゃん系の火力満載アクション映画が作られれば面白そうな気がするんですが。

 

エクスペンダブルズに続きがあれば参戦してほしい存在でもあります。

 

あとは、チームの“頭脳”で計画の達人の通称アップルを演じるアレックス・ペティファー

 

賢く物静かな策略家のヘイジーを演じたヒーロー・ファインズ・ティフィンなど。

日本だとこの2人に女性人気が集中しそうな感じがします(笑)

 

 

そして、チームの紅一点マージョリーを演じるエイザ・ゴンザレスは・・・

容姿も演技も申し分なし。

 

あと、スタローン主演のレース映画『ドリヴン』が印象的なティル・シュヴァイガーがいかにもワルそうな悪役として出ていたのも何気に良かった。

 

このようにキャスティングは昨今の洋画の中では優秀な部類に入ると思うんですが、それでも薄味気味に感じてしまったのは何故なのか。

 

その話をする前に、まず前提として第二次大戦を舞台としたエンタメ系のアクション映画が今の時代に劇場公開されるというのが凄いことだと思うのです。

 

98年の『プライベート・ライアン』以降はリアルで血生臭いシリアス路線の第二次大戦映画しか作られなくなったので、こういった昔ながらのエンタメ系がさり気なく復活した事はちょっとした事件にすら思えるといいましょうか。

 

20代前半の頃に好きだった『戦略大作戦』『特攻大作戦』『荒鷲の要塞』『ナバロンの要塞』とか、あの系譜なんですよね。

 

今では戦争の惨たらしさや反戦を前面に出した作風ばかりなので、戦争を題材に娯楽映画なんて言うと不謹慎だとしか思われないんでしょうけど、昔はユーモアを散りばめて戦争を皮肉った作風の戦争映画が結構ありまして、私はそういった映画が好きでした。

 

ただ、そういった往年の作品を観てきているからこそ、恐らく無意識に比較してしまうところがあるんでしょうね。

 

リー・マーヴィン、クリント・イーストウッド、チャールズ・ブロンソン、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランドなど、かつての娯楽系戦争映画には強烈な個性を持つクセ強めの名優たちが出ていただけに、現代の俳優さんだと洗練されすぎているせいか、どこか物足りなさを感じてしまうのかもしれません。

 

 

本作も一応、往年の娯楽系戦争映画を思わせるようなユーモアを持ち込んではいるものの、それがそんなに笑えるわけでもないというか。

 

特に心臓えぐり出しネタとか・・・『ランボー ラスト・ブラッド』で味を占めたのか知らないけど、そういうのもういいから。悪趣味で笑えないっての。

 

乳首電流はちょっとだけ面白かったけど。

 

本作ではドイツ兵が無惨にも殺されまくるのですが、そこに悲壮感はなく軽妙なタッチで描かれていて、戦闘シーンは全般的に私がバーチャルの世界でやっていることをそのまま再現しているような内容でした(このような感じで⬇️)

 

なので、本来なら爽快な気分になれたはずなのに、どうにも冴えない印象になってしまったのは何故なのか。

 

本作はドイツ軍のUボートを極秘裏に無力化する隠密作戦を描く内容ということもあって、基本的には敵に見つかってはいけないので、先手必勝とばかりにサプレッサー付きの銃でドイツ兵を不意打ちする殺し方が大半になってきます。

 

そうなると、当然ながら消音しているので迫力が出ない。

 

先述した『戦略大作戦』や『特攻大作戦』なんかはもっとド派手に弾薬を撒き散らすシーンが多かったですから。

 

そういった往年の娯楽系戦争映画と比較すると、エンタメに寄せている割には小粒な印象になってしまった感があり、劇場ならではの銃撃体験に乏しく感じられたところはありそうです。

 

1作品としては好きですが、チケット代に見合う価値があったかどうかは凄く微妙なラインだったという感想になりますね。

 

 

映画の内容とは関係ない話ですが・・・

 

私が観に行った日の観客は私を含めて2人。

 

分かってはいた事ですが、やはり洋画はお客さんが入らない。

 

こんな調子では劇場公開される洋画は減少の一途を辿るのではないかと危惧しています。

 

かといって、本作の内容からもハリウッド復権の道は厳しいと感じざるを得ませんし。

 

暗黒の邦高洋低時代は果てしなく続いていきそうな雰囲気です。

 

 

更に個人的な話をさせてもらうと、私はシネコンの雰囲気が好きではないことはこれまで何度も書いてきましたが、今回改めて本当に嫌いだと感じました。

 

あの何とも空虚で侘びしい雰囲気、感じの悪いスタッフ、シネコンまでの道すがらの田舎のくせに無理して近代化を図った無味乾燥で落ち着かない雰囲気も好きじゃないし(田舎ならではの良さや素朴さが無くなった)・・・なんで劇場に行く前よりもドンヨリした気分になって帰ってこなきゃいけないのか。

 

こんな事ならもう劇場に行くのは本当にやめようかなとまで考え始めました。

 

そもそも私が劇場に足を運んでいるのは、映画が観たいという気持ちよりも、こういったクラシックなアクション映画を支持する為という意味合いの方が強く(お布施感覚)、劇場ならではの体験に拘る気持ちなんて既に失って10年は経っており、今では自宅で観る方がずっと好きだったりするのです。

 

だから、毎回自分に鞭打って観に行っているような感じでして。

 

でも、そうやって無理するのもしんどくなってきました。

 

勿論、『ビーキーパー』ぐらい面白い映画なら喜んで観に行くんですが、今の時代そんなワクワクする映画なんてそうそうあるものでもないわけで。

 

本来なら『アマチュア』も観に行きたいと思っていたんですが、もう完全にそんな気持ちも無くなりました。

 

そんなことを考えていた矢先、このようなニュースが⬇️

 

『ザ・フライ』のクローネンバーグ監督が「自分はもう、あの『映画館という儀式』のような感じにあまり魅力を感じないんです。年齢のせいかもしれないけど、あのみんなで観るという感覚にもあまり共感できない」と語っているそうで、これには凄く共感してしまいました。

 

私もずっと前から同じように感じていただけに「自分だけじゃなかったんだー!」と、仲間を見つけたような気持ちになれたというか。

 

基本的に人が多い場所や公共の場というもの自体が好きではないですし、他人と同じ空間で映画を観るという事に価値も感じないし、むしろ少しでも人が少ない環境で観たいと思うから、公開後すぐには観に行かないし、なるべく人が少なそうな時間帯を選んで観に行くようにしているぐらいなので。

 

90年代辺りまでの空気感と映画館の雰囲気であれば、他人と同じ空間で観ることにも意義や刺激が感じられたと思いますが、映画館はシネコンに変わって、時代も人も大きく変わりすぎました。

 

今後はよほどでない限り、劇場に足を運ぶことはなくなる気がしています。

 

後々振り返った時に、『アンジェントルメン』が映画館離れする転機となった…という事になるのかもしれません。

 

何度も言うようですが、本作の内容自体は決して悪くないんですけどね。

 

 

【追記】

この記事を書いた後に思い出してきたんですが、本作はアクションシーン以外のパートがそんなに面白くなかった気がします。

 
具体的に言いますと、ちゃんと聞いてなくても問題ないような、どうでもいいセリフのやり取りが多かったせいか、何度も軽い睡魔に襲われましたから。

 

やはり基本的なシナリオ自体に惹きつけられないと、アクションの面白さも半減してしまうという事を改めて感じました。

 

 

 

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今回のお題は「現在欲しいフィギュア」について。

 

まずは、INARTの『ロード・オブ・ザ・リング』アラゴルン(1/6スケール)の話から。

 

 

こちらはバージョンが2種類ありまして・・・

 

こちらが《通常版

 

 

 

そして、こちらが《植毛版》となっています。

 

 

植毛版の方が高価なんですが、通常版の方が自分のイメージに近かったし、Amazonに5万円台で通常版が販売されていたこともあって、何度か購入を考えはしたんですが……

 

ふと自分に問いました。

 

そもそもロード・オブ・ザ・リングに対して、なけなしの5万をはたくほどの思い入れがあるのか?…と(笑)

 

答えはすぐに出ましたね。

 

というのも、3年前にアスモストイズのガンダルフを確か4万円台で買ったと思うんですが、現物を目にしたら値段ほどの価値が感じられず、結局手放したという経験がありましたので。

 

 

まあ、アスモスと比べたらINARTの方がクオリティ面では満足できそうですが、5万といったら結構な金額ですからね。

 

今欲しいと思っている物が大半買える(もしくは少し足せば手が届く)値段ですから。

 

それに今後もレゴラスやナズグルなどシリーズは続いていくようで、金銭的についていけるわけがないし・・・

 

そういった事を考えていくと、必要ないなという答えに行き着くわけで。

 

これに近いクオリティで1/12スケールが出るようなことがあれば再検討するかもしれませんけどね。

 

ロード・オブ・ザ・リングは作品への思い入れ的に1/12ぐらいが自分には妥当な感じがしますから。

 

 

 

そんなわけで、現在最も欲しいフィギュアというのは1つに絞られました。

 

それが・・・こちらです(笑)

 

 

85年公開の『地獄のヒーロー』でチャック・ノリス先生が演じたブラドック大佐の1/6スケールです。


インフィニティスタチューという馴染みのないメーカーなので、正直そこまで期待していなかったのですが、レビュー動画を見たら予想以上に出来が良くて。

 

ホットトイズと並べても全く見劣りしないクオリティ

 

久々に「欲しい!」と思ってしまった一品です。

 

ただ、こちらも約5万円…。

 

現在、前々から欲しいと思っている液タブを買うべきか、ノリス先生を迎えるべきかで毎日頭を悩ませています(笑)

 

とはいえ、チャック・ノリス先生に特別な思い入れがあるわけでもないし、映画自体も昔観たような記憶こそあるものの、内容は全く覚えていない程度なので、いまいち押しが弱いところがあるのは否めません。

 

『地獄のヒーロー』はそのうちBDを買う予定だったんですが、中古相場が地味に高くてずっと様子見状態が続いていました。

 

しかし、フィギュアのレビュー動画を見てから我慢できなくなり、とりあえずBDをレンタルしたので近々観る予定です(笑)

 

 

ところで、このインフィニティスタチューというメーカーは作品のチョイスがユニークなので、かなり気になる存在になりました。

 

というのも、チャック・ノリスの次は88年に公開されたジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作『ブラッド・スポーツ』を出すようで(笑)

 

 

 

めちゃくちゃ攻めてるな~、と(笑)

 

作品選定の基準がまるで分からない(笑)

 

でも、そこが面白いんですよね。

 

ヴァンダムを立体化するにしても、普通いきなりそれは選ばんだろと思うようなマニアックさに好感を持ってしまうのです。

 

『ブラッド・スポーツ』は未見なので調べてみたら、日本ではDVDすらプレ値化していてレンタルも無いようなマイナー映画でした。

 

このメーカーなら、あわよくばチャールズ・ブロンソンの立体化もあるんじゃないかと期待を抱かせてくれます(笑)

 

昨今のフィギュア業界は、フィギュア化されて当たり前としか思えないようなアニメチックなキャラばかりで、「そんなもんフィギュア化すんのか!」という驚きが無くなってつまらないと思っていただけに、ようやく面白いメーカーが出てきてくれたな、と。

 

ただ・・・価格が高価でおいそれとは手が出せないのが難点ではありますが(白目涙目)

 

 

 

ここで話を少し巻き戻して、『地獄のヒーロー』に関してですが・・・

 

インフィニティスタチューのチャック・ノリス先生が欲しいなと思っていたところに、どういうわけかDIDが緊急参戦!

 

同じブラドック大佐をぶつけてきました(爆)

 

 

 

しかも、何故か無駄にサラッサラの植毛ヘア(笑)

 

いやいや、DIDさん・・・さすがにそれは違うんじゃあないでしょうか(笑)

 

インフィニティスタチューのを見た後だけに、パチモノ臭しか…。

 

一体、何が目的で同じタイミングでインフィニティスタチューにぶつけて勝負を挑もうと思ったのか。

 

確かにインフィニティスタチューの半値ぐらいで買えるのは魅力かもしれないけど、それでもこれはなぁ…。

 

 

DIDといえば・・・

 

以前から長年ずっと保留にしっぱなしのロジャー・ムーアさんを私は一体いつになったら買うつもりなのか(笑)

 

 

 

更にDID繋がりの話題ですが、今度『トップガン』のトム・クルーズを出すようですね。

 

 

 

 

 

 

グースとアイスマンはコンパチセットになるようです⬇️

 

 

 

トップガンのトム・クルーズはパチモノメーカーから1/12でショボいのが出ていたぐらいで、このレベルの物は初めてなのではないかと。

 

ただ、肝心のアイスマンのヘッドの出来がイマイチそうなのがちょっとなぁ…。

 

トム・クルーズの方はどうしようか検討中です。

 

これも1/12スケールだったら良かったのに。

 

 

別メーカーからもトップガンのトム・クルーズが出るようですが、ヘッドが似てない印象なので興味の対象外です。

 

 

 

 

 

 

80年代繋がりですが、アスモストイズが81年公開の映画『ニューヨーク1997』のスネーク・プリスキンを1/6スケールで出すんですよね。

 

これも「通常版」と・・・

 

 

植毛版」の2種類がリリースされるようなんですが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

髪の毛よりも目を引かれたのは、シームレスの腕とは別に関節が露出している通常の腕パーツも付属することです!!

 

私は以前からずっとシームレス素体のフィギュアには通常の腕パーツを別途付属させるべきだと思っていたので、ようやくそれが実現したことが嬉しくて。

 

シームレス素体はどうしても耐久性に難があるので、いずれ裂けると分かっている物を何の保証もなしに売りつけるのはどうなのかと思っていまして(そんな安い買い物でもないだけに)。

 

どうしてもシームレス素体でやりたいのであれば、最低限こういったジョイント部が露出した腕パーツでも付属しなければ怖くてろくに動かせないでしょ。

 

これが理由でホットトイズのダッチやメイトリックス(いずれもシュワちゃん)、スリーゼロのランボーなど、数々のフィギュアたちを見送ってきましたからね。

 

腕がシームレスだと分かった時点で購入候補からは外れるわけです。

 

だからこそ、このように通常の腕パーツを付属させるべきだとずっと思っていたわけで。

 

まあ、ダッチもメイトリックスも出来が良くないので、いずれ現在基準のクオリティで再び立体化してもらいたいですね(願わくば1/12スケールで。勿論シームレスの腕のみというのは無しでお願いします)。

 

 

ついでの話題ですが、86年公開の映画『ハイランダー 悪魔の戦士』がアイコニックスタジオという聞き慣れないメーカーから1/6スケールで発売されるようです。

 

この映画、以前から興味はあるんですが未見なんですよね。

 

 

そんなわけで、サクッと終わらせるつもりが思っていた以上に長引いてしまいました。

 

次回は「最近面白いと思っているフィギュア」について語らせてもらう予定です。

 
 
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80年代の青春映画を代表するジョン・ヒューズ監督の名作『ブレックファスト・クラブ』のキャストが40年ぶりに再会したとのことでニュースになっていました。

 

 

 
 
リアルタイムで観た世代でもないくせに、ニュースを目にして嬉しくなりました。
 
しかし、キャストの皆さん…当たり前ですがすっかり面影が無くなっていますねえ。
 
 
エミリオ・エステベスが一番面影が残っているような。
 
この映画で最も印象的だったアリー・シーディは素敵なマダムになった印象。
 
何より嬉しいのは、誰も故人となっておらず全員が集結できたのを見れたことですね。
 
恐らくこれが最初で最後になるのではないかという気がします。
 
それだけに凄く貴重なショットですね。
 
彼らのコメントからも、ジョン・ヒューズ監督は本当に人柄が良かったのであろうことが伝わってきました。
 
 
ついでに、こちらのニュースも⬇️

 

>今後、本格的に『ブレックファスト・クラブ』のリメイク企画や、あるいは大胆な翻案が行われることがあるかどうか。そのときにオリジナルの魅力を損なわず、時代の空気を拾えるかどうかも大きなポイントだ。

 

個人的な意見を言わせてもらえるなら、「この作品はその時代の空気でできている」というモリー・リングウォルドの言葉通り、本作の味は80年代中期という、あの時代の空気感あってこそ成立するものだと思うので、リメイクなんて考えるのは見当違いだと思いますけどね。

 

多様性だのジェンダーだのに配慮して今の時代に合わせたブレックファスト・クラブを作ったところで、十中八九つまらないものにしかならないのでやめておくのが賢明でしょう。

 

何故なら現代自体がつまらない時代なのだから、そんな時代を基準に作ればつまらないものにしかならないのは明白だからです。

 

ハリウッドは80年代映画のリメイク・リブート・続編に頼るのはやめて、そろそろ前に進む努力をした方がよろしいのではないと。

 

80年代洋画が特別な輝きを持っているのは、当時の空気感が素晴らしかった事が大前提としてあるということに、いい加減気付かなくてはならないと思うのですが。

 

ただ、未だにこうやって『ブレックファスト・クラブ』のような作品が話題になり、根強い支持があることが伝わってくるのは嬉しいですけどね。

 

 

ちなみに私が本作を知ったきっかけと、観てみたいと思った理由は、2019年に公開された『バンブルビー』でした。

 

舞台設定が80年代ということもあり、全般的に80年代オマージュに満ちた作品なので、ブレックファストクラブ世代の方にも一度は観てもらいたい映画です。