月曜日の朝
高校へ行くのが凄く怠い
いつもはそんな事ないのに
昨日の話が原因なのはわかりきっているけれど
ドンッという衝撃音と共に背中に痛みが走り2,3歩前につんのめった。
「ヘイ陸、なに月曜日からふさぎこんでんのよ。」
僕の背中を押してきた人は、すごく爽やかな笑顔で朝の挨拶をしてきた。
「時乃さんと涼子さんと静動くん、おはよう。」
振り向いて三人に挨拶をする。
「おはようございます、括木さん。」
「陸くん、おはよう。」
涼子さんと静動くんが挨拶を返してきてくれた。
「あらあら、背中に跡が付いていますよ。」
涼子さんはそういうと、僕の背中を数回はたいた…跡?
「まさか、時乃さん僕の背中を押したのではなく、蹴りました?」
「当然、陸が月曜日なのにこの世の終焉を迎えたかのような顔をしてたから気合いを入れてあげたのよ。」
時乃さんは誇らしげにそういった。
…世界の終焉を迎えるか
あながち間違っていない気もする僕が此処でみんなで笑っていられるような世界は終焉を迎えてしまいそうだから。
それを思って、溜息をついた瞬間に時乃さんから本日二回目の蹴りというなの気合い入れを受けてしまった。
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