風俗欲望裏blog
Amebaでブログを始めよう!

バンス

三が日が明けてから、気のせいか客電の鳴りがいい。
元旦発売のスポーツ紙の広告が効いたか、それとも…。
理由はなんでもいい。とにかく少し明るい兆し。

ただ、新年早々明るくない、頭を抱えるような話もある。

そう、「バンス」である。

風俗業界では、コンパニオンがお店にお金を前借りすることを、「バンス」という。
その額は、数万円の場合もあるし、数十万円のときもある。
当店は、お金持ちのお店ではないため、新人のコンパニオンに、いきなり数十万円のバンスなどは、まったくできないしやっていない。

それでも、確実に稼げそうなコンパニオンには、たのまれればバンスしてしまう。

バンスの返済方法は、通常、女の子の日給から5千円づつ返済、というようなパターンだから、そのコンパニオンにお客さんがたくさんつけばつくほど、完済への道は早くなる。

だが、世の中そう簡単には、教科書通りにうまくいかないのだ。

先月入った女の子は、現役AV女優で風俗経験ばっちり、容姿、テクニック、接客も問題なしの期待の星だった。だから、バンスの申し出にも店として応じた。

確かにその子が来てからは、彼女目当てにオーダーは入るし、彼女自身もがんばって働いてくれる…。でも、それがずっと毎日続く保証はない。客電鳴らず…の日もあり、彼女自身がかなりストレスを感じたようだ。

結果、話し合いの末、ほかの店とのかけもち、そして結局は他店へ移ってしまった。

「バンスだけはどんなことがあっても返しますから!」と言い放って…。

デリヘルの経営母体となっているのは、なぜか金融やさんが多いと聞く。確かに近所の同業者もみなそうだ。だから、バンスで女の子を「飼い殺して」おくなんて、お手の物かもしれない。でも、うちは、そんなノウハウなんてない。

いやはや…、なんとも不景気な話だが、新人の女の子が入るたびに、「バンスは…」の一言に、びくびくしてしまうのが本音だ。

2005-01-04

しばらくぶりの書き込み復活。
その間、お正月休み兼風邪休み…。相変わらず体調すぐれず…。

三が日最後の日から、やたらと客電が鳴る。 風俗業のみなさんのなかには、きちんとお正月休みをとるところもあるが、ここぞとばかりに無休で営業なさるところもある。

どっちが効率的なのかは私はまだわからないが…。
それでも3日は客電がやたらと多かった。特に午後、夕方から夜間にかけてである。

いくつかはオーダーに入っているから、それはそれで嬉しいのだが、なかなかにマニアックなお客様の電話があったのが、印象的だ。

「近親相姦プレイをやりたんですが…」 とてもとても丁寧な口調だ。

「はい、ちょうどいい娘いますよ!」

「いやぁ…近親相姦といっても、父と娘のパターン希望なのですが…」
やや、恥ずかしげに電話の向こうの男性はおっしゃる。

いろいろお話を伺うと、 下着はひもパン、色は白、膝上のミニスカ必須、靴はローヒール…などなどご要望が多岐にわたる。

結果、ご予約いただいたが、これはもう、イメージプレイ以上にコスプレの世界だ。

最後にこの男性、電話でぽつりとひとこと。

「絶対にひもパンでお願いします。それじゃないと、僕できないんです…」

う~ん。いろいろな性癖、嗜好があるのだから、いいのだけれど…。

個人的に、お客さんと話していて、
「痴女プレイでさぁ…」 なんてくると、私も好きなプレイだから、
「はいはい、そうそう、わっかりますよぉ…」と話が弾んだりしていいのだが、自分の趣味とは違う人の場合は、仕事といえどもノリがいまひとつ悪くなる。

今までに、ちょっと「個人的に」理解に苦しむマニアックな客電には、以下のようなものがある。ご参考までに。

「自分の鼻をなめ回してほしい。フェラじゃなくて、俺は鼻舐められないとだめなんだ」

「年齢は50歳以上、体重は60キロ以上、おばさんパーマかけてる人がいいんだ」

「格闘技やってる、あるいはやってた女性」

いやいや、客商売といえども、いろいろである。

とはいいつつも、「変わった」オーダーではないが、贅沢なオーダーもあった…。

「熟女で、顔は松坂慶子、脚は高島礼子で胸は細川ふみえ…」 あのねぇ…、デリヘルは魔法の館じゃないんだよ…。

3行の魔法

昨日から手をつけていた広告を遅れて作成。
コンパニオンの写真入りの雑誌向け広告なので、それなりにデザインなど神経を使う。

雑誌媒体、特にカラー広告の場合は、そのイメージが大切だ。
キャッチコピーはもちろんだが、全体のトーン、色使いやフォント指定など、経験ある仕事だけに、どうしても時間がかかってしまう。

さて、広告を作成しながら思うこと…。

それは「3行の魔法」だ。

いわゆるスポーツ新聞などに細かく掲載されている、風俗店の3行広告だ。

こちらは3行と決められた文字数だけで、いかに読者を引っ張り込むかの勝負だ。写真やイメージだけでごまかすことができない世界。

当店でも3行広告は出しているが、その都度内容をなるべく変更するようにしている。それで、読者の反応を観察するのだ。

ただし反対に、毎回同じ場所に同じ広告を3行で出し続ける。そして読者に刷り込ませるという方法もある。どちらがいいかの論議はおいといて、その3行広告、どの店も必死の壮絶爆笑コピーを連発していて、とてもおもしろい。

最近の中で印象に残っているのは、「一滴残らず飲みほします…」とだけ書かれたコピーだ。

文字数は少ないので、それだけ大きな文字になる。なにを、どんなプレイを売りにしているかは、特に説明する必要はないだろうが、広告の営業担当者によると、「非常にあたった!」とのことだ。

ちなみに、3行広告の料金は1週間ほどで3万円~といったところ。単純計算では、1つの広告からお客さんが4人以上入ってきてくれれば、お店として「もとがとれる」ことになる。

「熟女に踏みつけられてみませんか」
これは最近見つけたコピー。電話番号からすると、遠方なのでその反応はどうかわからないが、このコピーで、広告料金は「もとがとれた」のかどうか…。他人様のお店なのだが、ちょっと気になっている。

さて、客電を待ちますか…。

家内制手工業

風俗専門誌というものがある。
グラビアにきれいな女の子がたくさんいて、いかにも「そそられる」ような情報誌だ。

大手風俗店などは、毎号欠かさず、美しきそそるような広告を大きく出して、「ふ~ん、なるほど…がんばってるなぁ」という感じである。

この広告の効果は確かにある。もちろん、コピーや写真の質にもよるのだが…。

そこで当店もいくつかの媒体には広告をお願いしている。ただし、経費削減のため完全な家内制手工業といった広告だ。

カメラマンにたのんで、スタジオ手配して、デザイナーに発注して…というコストはとてもじゃないが、出せたものじゃない。

しかも、幸か不幸か、私自身は出版、広告業界の出身、おまけにカメラマンとしても働いていたこともあるので、制作費削減のため「じゃあ、自分たちでやります!」と広告営業の方には言ってしまう。

で…、今日はその撮影。一押しのコンパニオンを事務所兼待機所で手早く、ばさばさと撮影。ライティングして露出計で確認して…の作業まで一人でやる。

撮影終了後は、さらにコピーの作成とデザインだ。なんといっても明日までには作らなければいけない。

果たして、こうやって自分たちで作った広告がどう評価されるのかは、わからない。作りの美しさやうまいコピーよりも、この風俗広告というのは、「何か」が集客の大きなトリガーになるからだ。

その「何か」は、果たして…。

試行錯誤での広告作成作業は辛いけれども、それなりにおもしろい。

でも、絶対に広告営業マンには「自分で完全データ原稿作りました」なんていえないな…。これは、見栄だけど…。

すっぽかし

クリスマスイブ! というわけで、当然ながらお客様はいらっしゃらない。

予約もまだ入らない。そんなこんなで、また愚痴の連発となる。

今日のターゲットは「コンパニオン」。

デリヘルに限らないが、どの風俗店もコンパニオンが命である。だからコンパニオン募集にはかなり力を入れる。

一般的には風俗専門の求人誌などを通して募集するが、なかなかどうして、一般企業の面接のように簡単にいかない。

なにが簡単にいかないかというと、面接の約束をしていても、かなりの確率ですっぽかされることになるからだ。もちろん「今日は辞退します」といった電話での連絡すらないのがほとんどだ。

だいたい10人のうち8人以上は「すっぽかし」だ。

応募してくる女性の中には、かなり金銭的にも追いつめられた人もいる。だから事務所まで来る交通費がない…ということになり、こちらも出張面接をすることになる。その挙げ句に「すっぽかし」だ。

高速乗り継いで車で50分。指定された辺鄙なファミレスで待つこと1時間…。それで「すっぽかし」。電話しても「電源が入っていないか…」と虚しい声が聞こえるだけ。

最初の頃は、非常に腹がたったし、一般常識からすれば考えられないこと、なんて思っていたが、もう今では「会えたらいいな…来てくれるかな…」という感じになりつつある。

まあ、すっぽかしは最悪だが、約束の時間にきちんと来る女性も少ない。記憶では3人だけだ。そのうち二人は完璧な風俗の「プロ」。もう一人は現役看護婦さん。どちらも時間にはきっちりした女性だった。

待てど暮らせど来ないから、電話してみると「あ~寝てました」。「やっぱり気が変わったのでやめます」というのも、多いパターン。それでも、3時間遅れでやってくる女性や「今、仕度してるからあと1時間待ってくれますかぁ」という女性がいるのは、救いなのだろうか…。

なんだか、この世界にいると「普通」のビジネスマナーがわからなくなりそうだ。

それにしても、イブの夜は客電がまたも鳴らない…。

鳴らない…

お客様からの電話を、この業界では「客電」と呼ぶ。

客電には「○○ちゃんを8時からお願いしたいのだが…」と、一気にオーダーをしてくださるありがたいものと、「システムはどうなってんの~」とさんざん聞いておいて「じゃあまたね」という、問い合わせのみのパターンがある。

どっちが嬉しいかって、それはオーダーの客電に決まってるが、今日はまったくもって電話が「鳴らない…」。

立ち上げて半年近く、客電ゼロというのは未だになかったのだが、今日は気味が悪いくらい鳴らない。祭日だから…クリスマス前だから…不景気だから…なんて自分を納得させるも、現実には胃が痛くなる。

待機している女の子からは、「あのさぁ、オーダーないのぉ…。もうあがるわぁ」と、なんとも胃袋の内側を紙ヤスリで擦るような連絡が入る。

ここで、「ああ、おつかれ」と帰らせるのも手だが、直後にオーダーがあるんじゃないかと、淡い欲望の期待を抱いてしまう。そこで「あ~う~」と適当にお茶を濁す。

こっそりこうやってブログしてても、まだ電話は鳴らない。
まだ夜はこれから…。

そう冷静になりつつも、電話壊れてるんじゃないか! とケータイから自分の店へかけてみる。ちゃんとつながる。


なぜか虚しい…。