4月13日18時 NHKホール
指揮:マレク・ヤノフスキ
シューベルト/交響曲 第4番 ハ短調 D. 417「悲劇的」
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68
一昨年ヤノフスキーはローエングリンを振った後N響A定期に登場し、緊張感溢れるシューベルトのクレートを披露した
昨年もワーグナーの後に定期への登壇が期待したが出演は無く、残念であったが、
しかし、今年はワーグナーシリーズに続き、指輪のガラコンが開催され、それから定期に登場と、嬉しい限りだ
さてメインのブラ1の前に演奏されたのはシューベルト4番、数年前にコロナ禍のN響演奏会で鈴木父の指揮で、2番と一緒に演奏されたのを聴いて以来だ
ただし、4時間ほど前にサントリーで3番を聴いたばかり、個人的には3番も4番も大差ないという印象
オケはCbが4大なのでやはり12型くらいの編成、コンマスはガラコンと同じベストコンマス、
サントリーを出てから運動を兼ねて1時間以上ふらふら歩き廻ったせいか、何か途中で集中力が切れた、
2楽章が非常にメロディアスなのが発見で、そのため半分ウトウトして気が付いたら終曲だった
気を取り直して後半のブラ1、途中統率の揺るぎも見られたが、全体としては、日フィルには申し訳ないが、演奏の精度が桁違いだった
ただ正統派の独墺系とは若干テイストの異なる演奏だった
個人的には今日のMVPはオーボエ、ホロリとさせられた、
終演後の聴衆の反応は凄まじかったが、個人的には期待値が高かった分それほどでもなかったので疎外感を感じてしまった

4月13日14時 サントリーホール
指揮:下野竜也
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB.103(1877年第2稿ノヴァーク版)
現在日本の指揮者で最も信頼を置いている一人の下野さんの登場ということで、楽しみにしていたコンサート
事前のインタビューでは、「数十年前と現在とでは「これまで日フィルとは、いわばマニア向けの演目を組んできました。今回は「普通」にロマン派をと考え…」と述べてますが、
いえいえ私の知る限りでは、マニア向けの演目はN響でも読響でも組んでますし、今日も「普通」とは言えないと思います
そのせいか、今日は客の入りも今一つのような気がした
まず、シューベルトの3番が珍しい、ここ数年聴いた記憶は無い、もしかしたら実演を聴くのは初めてかもしれない
ベームやカラヤンのCDで曲は聴いているが、正直それほど魅力を感じない、
オケは対面で12型くらいの小編成、コンマスは木野さん
後半はオケを16型に増強して、ブルックナー3番だが、ノヴァーク第2というのが珍しい、コーホー先生の時代にはエーザー版と呼んでいた
ブルックナーの版の問題は私が若かった時代、コーホー先生の「モーツァルトとブルックナー」を読んだ時分からあったが、現在は新たに発表された版も加わりますます複雑化している
さらに先日の高関さんのように指揮者が各種の版を読み込んで独自の変更を行ったりするから、もう訳が分からない
3番は、初版、2版、3版とあり、多くの指揮者が3版を演奏するが、今日演奏されるのは2版、
上記インタビューで下野は、「ぼくが第2稿を選ぶのは、これが本人の意思で書いた最後の稿だからです」と述べている
なるほど聴きに行けなかったが、少し前に都響との1番でウィーン稿の採用とも整合する
偉そうに能書きを垂れていながら、実は2版の実演を聴くのは初めてだったので、興味津々だった
結果として、3版とたいして変わらないという印象だが、個人的には2版悪くないと思った
3版を聴くと、1楽章2楽章に比べ、3楽章4楽章のしりすぼみ感が強いのだが、2版のフィナーレにはブルックナーらしい「くどさ」が感じられた
まあ、下野さんの演奏スタイルが自分の好みというのも影響しているのかもしれない、
聴きに行かなかったが先日都響でも大野さんが2版で演奏しているし、これからは2版の演奏も増えるかも
ただし、今日の日フィルは一部アインザッツも揃っておらず、悪い時の日フィルの演奏だった

4月7日15時 東文
指揮:マレク・ヤノフスキ
序夜《ラインの黄金》より第4場「城へと歩む橋は……」〜 フィナーレ [試聴]
ヴォータン:マルクス・アイヒェ(バリトン)
フロー:岸浪愛学(テノール)
ローゲ:ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー(テノール)
フリッカ:杉山由紀(メゾ・ソプラノ)
ヴォークリンデ:冨平安希子(ソプラノ)
ヴェルグンデ:秋本悠希(メソ・ソプラノ)
フロースヒルデ:金子美香(メゾ・ソプラノ)
第1日《ワルキューレ》より第1幕 第3場「父は誓った 俺がひと振りの剣を見出すと……」〜第1幕フィナーレ [試聴]
ジークムント:ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー(テノール)
ジークリンデ:エレーナ・パンクラトヴァ(ソプラノ)
第2日《ジークフリート》より第2幕「森のささやき」〜フィナーレ
第2場「あいつが父親でないとは うれしくてたまらない」―森のささやき [試聴]
第3場「親切な小鳥よ 教えてくれ……」〜第2幕フィナーレ [試聴]
ジークフリート:ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー(テノール)
森の鳥:中畑有美子(ソプラノ)
第3日《神々の黄昏》より第3幕 第3場ブリュンヒルデの自己犠牲「わが前に 硬い薪を積み上げよ……」 [試聴]
ブリュンヒルデ:エレーナ・パンクラトヴァ(ソプラノ)
先週のトリスタンが余りに良かったので、終演後に急いでチケットを購入、残っていたのはSが2席だけだった
昨日春祭からメールが来て一瞬ドキッとしたが、花見客で混雑が予想されるから、早めに来てねという内容で一安心
当日公園口は確かに混んでいたけど、東文は駅からすぐなので大丈夫でした
さて、本日演奏されるのは厳選されたシーン、休憩1回のコンパクトな仕様だ
オケは16型、4管、ホルンは8、twitterを見るとハープは舞台上の6台以外に舞台袖バンダに1台あったそうだ
今日は、何と言ってもヴォルフシュタイナーとパンクラトヴァ、ワルキューレは圧巻だった、
ジークフリートの鳥は2階のRから、中畑さん良かったです
そして、やっぱりヤノフスキの緊張感ある音造りは素晴らしかった、
思い切って来てよかった
