2月13日19時 サントリー

指揮;ペトル・ポペルカ
メゾ・ソプラノ:エマ・ニコロフスカ

モーツァルト/アリア「私は行く、だがどこへ」K. 583*
モーツァルト/アリア「大いなる魂と高貴な心は」K. 578*
モーツァルト/交響曲 第25番 ト短調 K. 183
モーツァルト/レチタティーヴォとアリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら ─とどまって下さい、ああいとしい人よ」K. 528*
シューマン/交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」

これはN響定期としては、斬新なプログラムだ
しかし、今日はパスした会員さんも結構居たようで、P席にも空きが目立った

メゾソプラノのニコロフスカは初めて聴く、
声に張りがあり、申し分の無い歌唱だ、
2曲歌ったところで、管楽器の構成が変わり25番、これが微妙な演奏だった
モーツァルトの交響曲の演奏スタイルについてあれこれ言っても仕方ないが、ベームを聴いて育った私には違和感があったのだ

そして、ニコロフスカ再登場で、今度はレチタティーヴォとアリアということで、少し長め
期待したアンコールは無し、それでは何故このような曲順にしたのだろうか

休憩後の春、オケは14型、コンマスは郷古
予想通り、ポペルカの指揮者としての優秀性を見せつける演奏だった
細かいミスは有ったが、ポペルカの指示にN響メンバーも良く応えていた
ただし、驚くほど心に響かない演奏だった
聴衆の反応も、ブラヴォが舞い飛ぶようなものではなかった

2月10日19時 東文

指揮/エリアフ・インバル
バス/グリゴリー・シュカルパ*
男声合唱/エストニア国立男声合唱団*

ラフマニノフ:交響詩《死の島》 op.29    
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調 op.113《バービイ・ヤール》*

昨年は2回の来日で3つのプログラムを披露したインバルであったが、今年は今回のプロのみ
そして次回の来日予定は一年後の千人のみと、演奏の頻度が減っているのが気に掛かる
昨年のマーラー10番は、3回目のマーラーシリーズの開始だったはずなのだが、、、

ステージに現れたインバルは元気そうで一安心、
死の島は迫力の演奏、良くも悪くも、これが都響とインバルのスタイルなのだ
それにしても88歳にして、この腕の動きは何とも鮮やか
オケは14型で、コンマスは水谷

休憩後は、何度も中止になったバービイ・ヤール、インバルの執念を感じるパワフルなタクト捌きであった
バービイ・ヤールは一年前に聴いた井上、N響も良かったが、字幕が無かったと思う、今回は字幕が有った
独唱と合唱は、席が違うので比較できないが、何れも満足できるものだった
そういえば今回のエストニア国立男声合唱団には、紙派とタブレット派が混在していた、これからはタブレット派が増えるのだろうか

終演後にインバルは、何度もチューバを立たせていた、
水谷さんもインバルとの共演は未だ多くないだろうが、統率力を発揮していたように思う
一般参賀有り

2月8日18時 NHKホール

指揮;ペトル・ポペルカ
ホルン:ラデク・バボラーク

ツェムリンスキー/シンフォニエッタ 作品23
R. シュトラウス/ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
アンコール
ラデク・バボラーク/狩りのファンファーレ
ドヴォルザーク/交響詩「のばと」作品110
ヤナーチェク/シンフォニエッタ

ポペルカは初めて聴くが、最近活躍が目覚ましい気鋭の指揮者ということで楽しみだった
3年前に東響の定期にピンチヒッターで登場したのが日本デビューで、そのときの演奏がその時の演奏を聴いたNHK関係者が招聘に動いたそうだ
しかし、ポペルカ自身の意向が大きかったそうだが演奏曲が凝りすぎている、

会場は、このプログラムにしては結構入っていた、ブラスをやっている学生がちらほら見られた
最初のツェムリンスキーは14型、コンマスは長原さん
心配が当たった、予習をしていなかったのもあるが曲がつまらない、昼間に宴会でアルコールが入っていたこともあり、睡魔に敗北
続くホルン協も苦手分野で、目が覚めたときは、バボラークが自作曲で見事なテクニックを披露していた

反省しながら1Fのカフェを覗くと、とても並ぶ気になれない長蛇の列、
1月2月の試験的営業だそうだが、この営業形態が存続するとは思えない
自動販売機の熱いコーヒーで喝を入れる
席に戻ると、ステージにはティンパニーの後の列に椅子がずらりと並べられていた

のばとは、若い頃は安い輸入CDを購入していたこともあり、恥ずかしながら碌に解説も読まずに聴いていた、
後にドヴォルザークの交響詩には結構なストーリーがあることを知ったが、演奏頻度が低く、今日はのばとに向かい合う良い機会になった
オケは16型に増強、ポペルカの指揮は実に的確、説得力ある演奏だった

そして吹奏楽メンバーが続々ステージに上がり、ヤナーチェクだ
これは必ず盛り上がる曲なので、普通に盛り上がって終演となりました
ポペルカのオケの統率が優秀なのは分かったが、コンサートの満足度の点では今一つでした