3月8日14時 オペラシティ
指揮:高関 健(常任指揮者)
ソプラノ:中江 早希
メゾ・ソプラノ:加納 悦子
テノール:笛田 博昭
バリトン:青山 貴
合 唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸 崇浩)
ヴェルディ:レクイエム
シティーフィルのシーズン最後のプログラムは、コロナで流れたヴェルレクのリベンジとなった
ということで、今回もプレトークに間に合うように早めに現地到着、
欧州に留学して初めて聴いたのが、シティで来シーズン採り上げるドン・カルロで最初に聴いたオーケストラのコンサートがヴェルレクであり、これらの演奏を聴いて留学に来て本当に良かったと述懐した
そして、今日演奏する楽譜は、殆どのコンサートで採用されているペータース版でなく、よりヴェルディの元の楽譜に近いヴェルディ全集の版を用いていることが説明された
音符には違いが無く、それ以外の音楽記号が異なっているという話なのだが、多分私のレベルでは聴いても分からないだろう
というか、私はヴェルレクが芝居がかって聴こえ、何か共感出来ず、まあ苦手なのだ
こうしてプレトークはサクッと終わり、舞台の後部には約120人のコーアのメンバーが続々と入場し、続けてオケのメンバーが入場、
シティはブルックナーやマーラーでも14型で演奏するが、今日は16型相当の陣容でステージは人口過密状態になっていた
4人歌手と高関さんも入場し、演奏は静かに開始された
結論から言うと今日もダメだった、私にとってこの作品は長すぎるみたいなのだ、
オケもコーラスも歌手も指揮もバンダも悪いところは何も無い、夢心地になって2回t叩き起こされている自分が悪い
何年か前にルイージのN響定期デビュー公演がヴェルレクで絶賛されていたが、やっぱり駄目だった、顔を洗って出直してきます
2か月後にシティは炎のコバケンと再度ヴェルレクを演奏するようだが、今のところそれに臨む気力は醸成されていない

3月7日19時 サントリー
指揮:カーチュン・ウォン
ソプラノ:吉田珠代
メゾソプラノ:清水華澄
合唱:東京音楽大学
マーラー:交響曲第2番《復活》 ハ短調
カーチュンのマーラー・シリーズ第5弾となる今回は、人気の2番ということで、完売公演となっている
私は土曜会員だが、今回は1月定期のタイミングで振替をお願いしており、スムーズに振替出来たのは幸甚であった
N響や東響は、振替の申し込みが2週前なのに、日フィルの事務局の対応は緩く、本当に助かっている
因みに、N響に電話した時の「この会話は録音します」メッセージは、不愉快千万
さて5弾までの、1-4弾は、5、4、3、9番で、次回は9月に6番が予定されている
残るは、1、7、8、…
1番は花の章を含めるのかを含めて検討しているのだろうか
大地の歌はやるのか?10番はどうするのか?今後のアナウンスを見守りたい
オケは16型、コンマスは田野倉さん、隣に千葉さん、管楽器は大幅に増強されており、合唱は演奏開始時には入場済だった
カーチュンが入場、何だか風格が出て来たような気がする、指揮台の前にはもちろん譜面は無い、
タクトが下ろされ、弦楽は気迫に満ち荒々しい弓捌き、トランペットが鳴り響く、
演奏が進むにつれ弦楽は一転して優美な音を奏で、1楽章はスケールの大きい表情を豊かな演奏、
1楽章の終了時にソロ歌手が入場し、拍手が起きる、個人的には交響曲の中間に拍手が入るのは好みでないが、カーチュンは容認しているポーズ、その機にオケも調弦する
2楽章以降も、演奏は全体にゆっくりしたテンポで進められた
そして5楽章、ちょっとびっくりしたのは合唱が着座したまま歌ったこと、最後の部分だけは一斉に起立したが
ソロ歌手はソロの部分は起立していたが、合唱との掛け合いの部分では座ったままだった、
今まであまり注目して聴いていなかったのだが、もしかしたらマーラーがそのように指定したのか?
内容については細かいことは言わないが、実に素晴らしい演奏だった、久々にマーラーで感動した
ソロカーテンコールあり
2月22日14時 神奈川県立音楽堂
指揮:濱田芳通
演出:中村敬一
出演:坂下忠弘(オルフェオ)
岡﨑陽香(エウリディーチェ)
中山美紀(ムジカ/プロゼルピナ)
彌勒忠史(メッサジェーラ)
中嶋俊晴(スペランツァ/精霊)
松井永太郎(プルトーネ)
今野沙知恵(ニンファ)
中嶋克彦(牧人)
新田壮人(牧人)
田尻健(牧人/精霊)
川野貴之(牧人)※
目黒知史(カロンテ/精霊)
田崎美香(ニンファ)
近野桂介(牧人/精霊)
酒井雄一(アポロ/精霊)※
アントネッロ(管弦楽)
ヴァイオリン 天野寿彦 宮崎蓉子 丹沢広樹
ヴィオラ 佐々木梨花
ヴィオラ・ダ・ガンバ/リローネ 武澤秀平
ヴィオローネ 布施砂丘彦
コルネット 濱田芳通 細川大介
コルネット/ナチュラル・トランペット 得丸幸代
ナチュラル・トランペット 斎藤秀範(2/22のみ)
サクバット 南 紘平 野村美樹 栗原洋介
ファゴット 長谷川太郎
リコーダー 織田優子
リュート 高本一郎
ハープ 伊藤美恵
チェンバロ/ハープ 曽根田駿
オルガン/レガール 上羽剛史
パーカッション 立岩潤三
オペラの鑑賞は、基本舞台形式で済ませているが、去年聴いたロ短調ミサが素晴らしかった、濱田・アントネッロが上演ということで参上
そもそもバロックオペラは初めて観るので興味津々だが、特に予習もしておらず、自身が鑑賞に堪えられるか若干の不安もあった
県立音楽堂は久々に訪れるが、相変わらず一階では謎のパンを売っているので、今回はとうとう詰め合わせを買ってしまった
ホールは好事家たちが集結しほぼ満席であった
演奏は1回の休憩を挟んで、前半が、プロローグ、1、2幕、後半は、3-5幕が上演された
筋立ては、
1幕でオルフェオとエウリディーチェの結婚が祝福されるが、
2幕でエウリディーチェの死が告げられ、オルフェオは悲嘆に暮れ、彼女を奪還するため黄泉の国に向かうことを誓う
3幕でオルフェオは黄泉の国の番人が眠ったすきに冥土へ向かうことに成功するが、
4幕で決して振り返らないことを条件に妻を連れて帰ることを許されるが、途中不安に駆られ思わず振り返り、
5幕で自暴自棄のオルフェオを哀れに思ったアポロが天井に導く
というものであった
聴衆も最初は拍手するのも試行錯誤だったが、第2幕の終わり位から、要領が分かってきて、幕の終わりに拍手が集中するようになった
私には論評は出来ないが、過剰な演出も無く、オペラを単純に楽しめた、出演者の皆さん、アントネッロの皆さん有難う
上演機会は多くないが今後も機会があればバロックオペラは聴いてみたいと思った

