10月4日19時 オペラシティ
出演
指揮:高関健(常任指揮者)
メゾ・ソプラノ:池田香織
曲目
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109
既報の通り8月に飯守さんが亡くなられたので、指揮者は常任の高関さんが務めることになった
ホワイエの一角には故人を偲ぶ写真が展示されていたが、人だかりが動きそうになかったので見学は断念した
会場の入りは満員には遠いが、最近の定期よりは多目か
係員にプレトークは無しと確認していたが、開演直前に高関さんがステージに現れ、
高関さんにとって飯守先生でなく飯守さんという件、
今日の演奏は飯守さんを追悼するというより楽団の未来のことを念頭にした演奏という件について短く語った
最初のオランダ人は普通の演奏という感じ
何でこれを最初に持ってきたのか今一つ意図が分からなかった
オケは14型、コンマスは荒井さん
2曲目の前奏曲と愛の死はブルックナーの交響曲とセットで演奏される曲のベストテンに入るのではないだろうか
しかし、多くの場合は声楽抜きの演奏だが、今日は声楽付き、この池田さんが正に絶品だった
休憩後は9番、オケは変わらず14型、
高関さんはテンポ遅めで、全休止もたっぷりとる、ただいつもより曲の節目での動きが大きく、気持ちが入った演奏のように思えたが、飯守さんのような虚を突いたテンポの動きがなく若干単調の感はある
あまり聴きすぎてコンサートでは感動することが殆ど無くなってしまった9番だが、流石に3楽章にはうるっと来た
良い演奏会だった、ソロカーテンコールあり

9月25日19時 サントリーホール
出演
ヴァイオリン:庄司紗矢香
モディリアーニ弦楽四重奏団
ピアノ:ベンジャミン・グローヴナー
朗読:大竹直
曲目
武満徹:妖精の距離
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op. 21
6月のN響でレスピーギの珍しいコンチェルトを弾くのを聴いて、もっと庄司さん聴きたいと思った
たまたまの巡り合わせだろうけど、彼女にはシベリウスのコンチェルトのイメージしかなかったので、もっと色々聴きたいと思った
そう思っていたら「フランスの風」、もう聴くしかないでしょう
一曲目の前に、武満が曲の着想を得た瀧口修造の詩が朗読され、続けてVn+Pfで曲が演奏された
今回の「フランスの風」は、全国数カ所で開催され、今日の公演が最終となる
開催地によって、演奏曲や演出内容が異なっているようだが、
今回の朗読も演出の一環だろうが、パンフレットには詩の全文も記載されておらず消化不良
音楽の方も、聴くのが全く初めてということもあるだろうが、正直面白くなかった
2曲目のドビュッシーが、武満に続けて演奏された、
朗読で始まったこともあり、コンサートの開始に拍手が無かったこともあり、聴衆も何か微妙な雰囲気
演奏自体に特段変わったことは無いが、この2曲を続けることの意図が理解できなかった
ここで一旦ステージを模様替え、カルテットの入場で拍手、何か通常のコンサートに戻った気分
3曲目はラベル、久々に実演で聴くが、ラベルは曲が良すぎて、殆ど外れがない、本日の演奏も熱演で、聴衆の拍手も2曲目終わりより多かった
後半はショーソン、初めて聴いたが、とても聴きやすい曲、特に偶数楽章がショーソンらしい
楽器構成の関係で演奏機会が少ないのかもしれないが、もっと演奏されていい曲と思った
今日のコンサートも最初にこの曲を演奏することが決まり、後は引き算のようにプログラムを決めたと想像する
アンコールが無かったのは残念
9月24日14時 サントリーホール
指揮;沖澤 のどか(常任指揮者)
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
コネソン:管弦楽のための「コスミック・トリロジー」(日本初演)
沖澤のどか、聴きたい指揮者の1人であったが、なかなか機会に恵まれなかった
女性指揮者というと、色眼鏡で見られそうだが、沖澤さんは欧州で修行を積んでおり本格的な演奏が期待できそう
今回は京響の常任指揮者の就任記念ということだが、今後東京のオケとの共演も幾つか決まっており、聴く機会も増えると思う
それにしても、今日のプログラム強烈、沖澤さんの亰響への決意表明なのか、
コネソンは全く聞いたことがないが、聴いてみたくなるプログラムだ
日曜のサントリーホールは満席までは行かなかったが、上々の入り
最初のベト4は、12型の小編成、コンマスは石田組長、
これが、隅々まで行き届いた名演だった、沖澤さんの指揮は全く自然で無駄がなく、オケも優秀
そして、後半のコネソンでオケは一挙に16型に、ブラスセクション増員、その後には各種打楽器が並ぶが、解説のパンフレットには楽器構成が書いておらず不親切、
「コスミック・トリロジー」は、宇宙に想を得たコネソンの3つの作品(アレフ、暗黒時代の一条の光、スーパーノヴァ)をから成るが、
今回の演奏会では、作曲順に(スーパーノヴァ、暗黒時代の一条の光、アレフ)と解説にはあるが、理由が一言もないのが何だかな
宇宙の早逝という観点から見れば、最初を意味するアレフから始まり、超新星の爆発で終わる方が自然なのだが
だが、それぞれの曲は本当にカッコよく、演奏も良かった、
聴衆の喝采は止まず、沖澤さんが石田組長以下3人の組員を連れての、一般参賀があった
