11月11日19時 サントリーホール
指揮:クリスティアン・ティーレマン
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105 (ノヴァーク版)
ウィーンフィルは、どうせ毎年来るし、指揮者もちょこちょこ変わるので、ここ何年かはスルーしていた
しかし、今年はティーレマンというこpとで、久々に聴いてみることにした
会場も普段のコンサートとは若干雰囲気が違う感じ、知らんけど
オケは対向の16型、ホルン6、トランペット、トロンボーン各4の分厚い布陣
ティーレマンとウィーンフィルの組み合わせを聴くのは実は初めてだ
第一楽章、低弦のピチカートでゆっくりと開始、ウィーンフィルの弦の美しいこと、
うまく説明できないのだが、各音域の分解能が高く、音が立体的に聞こえるという感覚
菅楽器も皆うまい、小さなミスはあるが、安心して聴ける
しかし、演奏は素晴らしいのだが、何故か感情移入は出来ず、心は動かされなかった
注意力散漫になって、途中からティンパニー奏者の左に座っている男性が何の役割なのかを注視していた
シンバルもトライアングルもないはずなのにと思っていたら、4楽章の最終盤にいきなり椅子を立って、ティンパニー奏者と一緒にティンパニーを叩き出した、ウィーンフィルの2馬力ティンパニー恐るべし
やはり、ティーレマンはブルックナーの指揮者ではないというのが私の結論
ソロアンコールが2回あった
