8月19日19時  サントリー

指揮=ユライ・ヴァルチュハ
メゾ・ソプラノ=サーシャ・クック
テノール=クレイ・ヒリー

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死
マーラー:大地の歌

8月はあまり聴きたいコンサートが無く、今日のコンサートで打ち止めの予定
本日は去年首席客演指揮者に就任したのヴァルチュハ、去年聴いたマーラー3番がイマイチだったけど、今日はどうだろうか
オケ16型、コンミス日下さん

最初のトリスタンは非常にゆったりとした演奏、整った演奏ではあるが、単調で変化に乏しい
この人の演奏で感動することは無いのかもしれない

後半はお目当ての大地の歌、出だしの金管はまずまずだったけど、ヒリーさんイマイチ声が出ていない、大丈夫か
しかし、2楽章のクックさんが良かった、当初発表の歌手からの代演で大丈夫かなと思ったが、深みのある好みの声、今日は期待が持てそう
3楽章ではヒリーさんの声も張ってきていい感じ、
しかし4楽章でヴァルチュハがテンポを矢鱈に挙げて、クックさんの歌唱が乱れる、ヴァルチュハは伴奏者としてもっと歌手に寄り添って欲しい
5楽章もヒリーさんは好調を持続して歌い上げた

そして告別、やはり指揮が単調の感は否めない、曲は淡々と進行していった
最後に落涙できたのは、曲が良いのと、クックさんの歌唱の賜物、最後の微かな「永遠に」まで、良く伝わってきました
ヴァルチュハが何をやりたいのか全く伝わってこなかった