7月24日19時 東文

指揮/アラン・ギルバート
コントラバス/池松 宏(都響首席奏者)

マグヌス・リンドベルイ:EXPO(2009)    
エドゥアルド・トゥビン:コントラバス協奏曲 ETW22(1948)    
アンコール
アメイジング・グレイス
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェヘラザード》 op.35(ヴァイオリン独奏/矢部達哉)

都響は会員でないので、聴きたい公演のチケットを都度購入している
フルシャ、ギルバートと良い指揮者が続き、プログラムもなかなか興味深いものだったが、必ず聴きたいほどでもなかった
また、都響は平日昼の公演が多く、他の予定と重なって行けない場合が多々ある
そういうわけで、今月のギルバートの2プロのうち、今夜のプロだけ聴くことにした

久々の東文、客席はプログラムの割にはなかなかの入りだ、8割以上は入っているのではないか
最初の曲はアランがNYPに赴任した際の委嘱作品、聴きやすい曲だが、ああそうですかという感じ

その次のトゥビンが聴きたかった曲、実はトゥビンはBISでネーメ・ヤルヴィの交響曲を集めており、好みなのだがなかなか実演で聴けない、数年前、N響にネーメが客演したとき、交響曲5番を聴いたくらい、
それにネーメのBIS録音にはバラライカ協やピアノ協は入っていたが、CB協は含まれていなかった
さて、肝心の演奏だが、特に後半が大変な熱演で、池松さん自身の解説を読んだうえで面白く聴けた
しかし予習をさぼったせいか、音楽的にはあまり理解できなかった、時間があるときに意地悪をしたクーセヴィツキーのCB協と聴き比べてみたい
演奏後、CB奏者陣が数名が還暦の装いを池松さんにプレゼントし、アンコールは赤いちゃんちゃんこを羽織り、吉野直子さんとの共演となった

休憩後のシェヘラザード、これは曲良し、矢部さん良しなので、何の問題も無いのだが
最初の方の、FgとObソロが、かなりテンポを揺らしながら非常に表情豊かに演奏していたのが、印象的だった、これはアランの意図なのだろうか