6月29日14時  オペラシティ

指揮:鈴木 秀美
ピアノ:小山 実稚恵

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527 序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37

アンコール
シューベルト:即興曲D899 3番
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D944「ザ・グレート」

鈴木さんは2年ぶりの待望の定期登場、前回はハイドンとベートーベンの交響曲という地味なプログラムだったが、ベト7が爆演で、またの来演を期待していた
前回に比べると、今回も地味目だがコンチェルトが入っているので華があるプログラムで、各入りも悪くなかった

ドン・ジョヴァンニ序曲は久々に聴くが、きびきびとした好演、、
最近は、最初に序曲を置くようなプログラムが減った、遅刻対策に有効なんだけどな
実際に今回も曲終わりのタイミングで結構な数のお客さんが入ってきた

2曲目の小山さん、3番は曲が始まってからピアノが入るまで結構時間があるが、その待ち時間の所作が表情豊かでチャーミングでした
肝心の演奏は待ち時間が長かったせいか、最初はちょっと力が入りすぎている感じだったけど、徐々にいつもの安定の演奏を聴かせてくれました
ただ、小山さんはベテランクラスになっても、衰えが少ないのだけれど、もう少し色気のある演奏が聴きたい気もする、(そういう意図はないのだけど、こういう表現ってセクハラになるのかな)

前半の2曲は12型対面の小規模なオケ編成、後半で増員すると思いきや、弦セクションはそのまま
入りのホルンの谷さんは流石、先日の優人と違って、叔父さん、速度にメリハリのある引き締まった演奏、
繰り返しはすべて行っていたのではないかな、この曲についてよく言われる表現だが、正に「天国的」な1時間だった
コンマスは戸澤さん、ソロカーテンコールあり
鈴木さん、小山さんともサイン会があり、長蛇の列だった