6月18日19時 芸劇
ピアノ:務川慧悟
ピアノ:ナターリア・ミルステイン
ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」[1919年版]
ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」からの3楽章
ストラヴィンスキー/「春の祭典」
アンコール
チャイコフスキー/金平糖の踊り
ショパン/ピアノ協奏曲2楽章
人気のVSシリーズだが、今回は務川さんの相方が。日本では無名のピアニストということでチケットが秒殺されず、何とか入手できた
プログラムは、ストラヴィンスキーの3大バレー、これは主催者側の提案を、務川さんが受けたそうだ
そして、パリ在住の務川さんが現地でその演奏を聴いて、目をつけていたミルステインさんにストラヴィンスキーの共演相手としてオファーを出したところ快諾を得たというのが事の経緯だそう
初共演となる2人の演奏ということで、清新な印象を受けたが、硬さが感じられ化学反応は見られなかった
しかし、互いの技量は素晴らしく、今後も共演を重ねていけば、いいコンビになることが期待される
特に、ミルステインさんは、フランス在住でルーツをロシアに持つ音楽一家に育ったそうだが、
本当にこんな良いピアニストが居たんだと膝を打ちたくなる、テクニックとダイナミズムを備えた実力派だった
ヨーロッパでは名が通っているそうだが今回が初来日ということで、会場のCDコーナーを覗いてみたが、軒並み売り切れだった
アンコールのショパンはストラヴィンスキーから一転して、雰囲気に満ちた演奏
日本のオケは、ソリストとして彼女を是非、是非、招聘すべきだ