6月14日19時 サントリーホール

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=ダン・タイ・ソン

ウェーベルン:夏風の中で
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K. 414
アンコール
ショパン:ワルツ イ短調 遺作
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 作品5

新ウィーン楽派にモーツァルトの中期のPf協が挟まれたユニークなプログラムだ

最初のウェーベルンの作品は実演では初めて聴く、10分程度の小品
解説によるとシェーンベルクに師事する前の初期作ということで、まったくウェーベルンらしくない、捉えどころのない作品であった
オケは16型、コンマスは林さん

ぐっと編成をコンパクトにして、2曲目のモーツァルトPf協12番は初めて聴く
ソリストのダン・タイ・ソンは言わずと知れたアジア初のショパンコンクールの覇者ですが、実演を聴くのは初めて、思ったより小柄な方でした、
解説によると、本局が作曲された年代はフォルテピアノが出始めた時代だそうです
そのためか、ピアノのパートもオケも、大人し目の作風でした、

休憩後は、メインのペレアス
シェーンベルクの代表曲ではあるけれど、実演で聴くのは2回目、なかなか出会えないのです
ビオラを中心としたライトモチーフを追いきれなかったけれど、実演で聴くとやはり全然印象が違うと痛感した、
読響は、フルの4管、ホルン8、ハープ4台と、当初の編成を忠実に守っている、好印象